世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

これからの時代に求められるものとは

2011年11月01日 | 人生
人生の最終章に入っている。



一旦は

50でセミリタイアした。




大人しくしていれば


ノ~ンびり悠々自適の暮らしができていただろうか。





否。




きっと


退屈さに耐え切れなくて


発狂しているか



ボケて認知症を発症したかもしれない。




そう思うとゾッとする。





夢の大半を成し遂げてしまった。


一時は

そう感じた。





だが



それは


錯覚だったようだ。






実は


まだ半分も達成していない。







借金を返し、



無借金になって



ホッとしたのも束の間、




その退屈さに


息ができなくなりそうになった。




「若いうちの苦労は


買ってでもしろ」 というが




若いうちだけでなく


一生当てはまるのではないか。





しなくてもいい苦労なんて



ない。




するべき価値があるからこそ



苦労なのだ。






日本語にはすばらしい言葉や


表現が数多くあるが



「ご苦労様」

もその一つだろう。




その一言で


その苦労もブッ飛んでしまう




魔法の言葉だ。







今は



あまりに 「楽(らく)」 を求めたがる人が多い。




「楽して稼げる」


「楽して覚える」


などの本がよく売れるのもその現れだろう。




そんなものは


虚構に過ぎないのに。






「楽」 に逃げたがる人は



ドラえもんの 「苦労味噌」 でも食らえばいい。





人は


「苦労性」


「貧乏性」



くらいの方が


ちょうどいいのかもしれないから。










という訳で




やりたいことが


自分の夢が




雨後の竹の子のように


地上に現れ、






そうかと思うと


今度は


夏空の入道雲のように



心の中で


どんどん



大きくなって



天高く膨らみ始めた。






そして

一旦芽生えた興奮は


もう止めることができなくなってしまった。








自分の理想のライフスタイルは



まだ確率されていないことに気づいた。





たぶん


開けてはいけない


パンドラの箱(Pandora's box)を開けてしまったのだろう。





幸い

出てきたのは


災いではなく




「夢」 だったのだが。


もちろん


閉めた後の 「希望」 もある。






そして


その 「夢」 の実現へ向けて




険しい道を



また歩き始めた。





イッポ、イッポと。






それは苦しい道のりだ。





だけども



その道程では


多くの新たな出会いがあり、



感動を生む。





泣いて、


笑って





アー、



「生かされてる」 ナー、


という実感がわいてくる。




健康でいられることも



感謝以外の何物でもない。









その道程で




自分のことより


人のために苦しむことの


喜びを知った。






人のために何かをすることで



周りが幸せになっていく過程を見れば





それだけで


充実感と達成感を覚える。







人のことを想い、



人のことを考え、



人のことを願い、




人のために祈る。






そうして


人のために動き、


人のために働く。




たぶん


人のために死んでも悔いはないだろう。







そうすれば



どんなに苦しくたって



自ずと


楽しくなり



ひいては




無償の喜びへと変わっていく。







富や名声を求める時代は



もう終わった。







これからは



 「奉仕」 







 「貢献」 


の時代だ。