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世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

開国か攘夷か  TPP論議

2011年11月08日 | 経済
TPP(環太平洋経済連携協定) に対する


議論が

日増しに高まっている。




特に

反対派の気勢が激しさを増しているようだ。






江戸末期を彷彿させる。




それを意識して


推進派は


「平成の開国」 とまでぶち上げる。




ならば


反対派は


攘夷か。





保守と革新の一騎打ちのようにも写る。





歴史的に見れば


流れは




 「開国」


「革新」
 


へと向かってきたのではないだろうか。




どんなときにも


反対は伴う。





新しいこと、


今までなかったことに対する不安は


つきものである。




実際に


痛みもある。




失敗もある。


すべてが良くなったわけでもない。






だが


改良には



必ず改悪が伴うものだ。






ベルリンの壁の崩壊然り。





日本の政権交代、


然り。







分かっている弊害なら



事前に取り除き、





後から気づく欠陥なら



その都度改める必要があろう。




それくらいの柔軟性を持たなければ


いつまでも

今の暮らしにしがみついていなければならない。







TPPは



関税引き下げだけでなく、


医療や郵政、金融、食の安全、環境など、



さまざまな分野の規制緩和につながる可能性がある。





農業や



教育、


医療制度等々




改良の余地があるものだらけだ。






反対派は



既得権益を守りたいだけではないのかと




穿ってみたくもなる。






幕末の攘夷が



武士という


特権階級にしがみついていたい


(もちろんそれだけではないだろうが)


のと似てはいないか。








TPPはの交渉の参加は




日本の


日本人の




懐の深さと


知恵を




発揮するよい機会にもなるのではなかろうか。






米国の思惑が


見え隠れするのは当然のことだ。





反対派は


TPPは



アメリカを利するだけだと云う。




ならば


それを出し抜くくらいの




知恵と度胸



日本人には必要だ。


(本当は、そこが問題なのだが)





傍若無人な某学者が



テレビのワイドショー等で



反対論をブルのは


ご愛敬かもしれないが。







それに



中東を中心に起きている



流血の民主化改革や






米国等の


Occupy Movement (貧富格差是正運動)



とは




日本の動きは


全く次元を異にしている。



(貧富の格差を助長するかもしれないが)





それだけに


まだ


日本は



平和で



生温いといえるかもしれない。





ある意味


良いことなのだろう。










常に


改革には弊害は付きものだ。





弊害だけに焦点を当てると


何事も進まない。





弊害を十分認識した上で、



利点こそ語るべきではないだろうか。








明るく


希望のある日本を取り戻すためにも





も一度




忘れかけている


「ハングリー精神」 と



「チャレンジ精神」 を




蘇らせるためにも





いい機会になることは間違いないだろう。




また



そうしなければならない。








昔は良かったと語る



懐古主義は


飲み屋での話の種だけにしておきたい。






【蛇足】


とはいえ


この歌はいい。




懐古主義の最たるものだが。





「遠き昭和の..」     歌,小林旭