また
旅に出る。
何をしに行くのかと
よく聞かれる。
ちょくちょく行くので
仕事ですか?
とも聞かれる。
仕事といえば
いつも仕事を兼ねてはいる。
つまり
単純に遊びや観光に行っても
つねに
ビジネスチャンスを考える。
ビジネスとは
遊びの中に転がっているものだ。
観光ですかと聞かれることも多い。
観光というには
もう何度も行きすぎて
物見遊山的には
余り観るところはほとんどない。
ハノイは15回目だし、
カンボジアも2度目だ。
観るのは
観光名所ではなく
人だ。
もっぱら
暮らしている人々だ。
Peaple Watching は
ボクの趣味の一つである。
どの町に行っても、
どの都会へ行っても
人の行き交う姿を見ていると
それだけで楽しい。
そして
何かを感じる。
何かとは、
何か?
ただ
「何か」 なのである。
その 「何か」 は
行くたびに変わるから
なかなか説明できない。
「何か」 としか言いようがない。
しかし
その
感じる 「何か」 にこそ
ビジネスチャンスが隠れているのだ。
人のニーズ、
社会のニーズが分る。
ただ
ボーッと見ていると
見逃してしまう物にこそ
ビジネスの種が潜んでいる。
いつもそういう目で見ている。
とはいえ
いきなりビジネスに結びつくわけではない。
まず、
アイデアが浮かぶ。
「何か」 ひらめく物がある。
そこから
具体的案が形をなして
ビジネスとなって発展していくケースが多い。
もちろん
そうなんでもかんでも、とはいかない。
そして
仮に
ビジネスにまで発展しても
うまくいくかどうかは
また別物だ。
いくつか
具体例を示そう。
ベトナムに関しては
当初
コーヒーに目をつけた。
世界第二のコーヒー生産国であることは
余り知られていない。
あんな暑い国なのに
街はカフェだらけだ。
濃いドリップ式のコーヒーに
練乳をタップリ入れて
甘~くして飲むのが一般的だ。
これに氷を入れた
アイスコーヒーは
特にボクのお気に入りでもある。
今回の
インターナショナル・カフェ
『フリートーク』 だって
その延長線上にあることは
言うまでもない。
単に
ベトナムのカフェをマネするのではなく
その他の要素を取り入れた複合的な形を
オリジナルとして作り上げる。
焼き物にしてもそうだ。
ベトナムには
バチャン焼きという
有名な焼き物がある。
『招き犬 ラッピー』 を作ったのも
そこだ。
さて今回は?
ベトナムの魅力の一つは
いうまでもなく
女性だ。
それも
アオザイを着た女性だ。
世界で一番
色っぽい民族衣装だと思っている。
それは
以前にもこのブログに書いたことがある。
そこで
ピンと来た。
どういう風にか。
今回は
着物を持ち込んでいる。
日本の着物だ。
これを
アオザイに仕立て直すのだ。
日本の着物の
生地、柄のアオザイ。
ウ~ン、
想像しただけでも
ムラムラ
いや
ワクワクする。
今や日本で着物を着る人は少ない。
着物専門のリサイクルショップでは
ウールや正絹の着物が
ナント
なんと
100円で売っている。
日本でも
アオザイを着物に仕立て直しているところはある。
しかし
仕立代が高いのだ。
2~3万はする。
今回
着物を5着ベトナムに持ち込む。
試作品として
作ってもらうためだ。
仕立代はまだ聞いていない。
数百円でできるかもしれない。
できあがった
着物のアオザイを
数千円~1万円ぐらいで売れれば
ニーズがあるかもしれない。
ベトナムでも、日本でも。
ざっとこんな考えだ。
手の内をばらしてしまったら
先にマネするやつが出るかもしれない。
マネされる物なら
いずれはそうなる。
ボクのやり方をマネしたからと
うまくいくとは限らない。
マネからは
マネーは生まない。
オリジナルでなければ
付加価値はつかない。
さて
そういう訳で
またまたベトナムに飛ぶのだが
着物ビジネスは
あくまでも
ついでである。
主たる目的は
当然
遊びだ。
食べて、
飲んで、
観て
寛ぐ。
これに尽きる。
旅とは
そういうものなのだ。
さて
そろそろ飛行機のチェックイン時間が迫っている。
今回も
福岡から
台北経由で
ハノイにまず飛ぶ。
それから
明日は
カンボジア・シエムリアップへと飛ぶ。
カンボジアへ行くのは
2回目だが、
もう一度
アンコールワットを訪れてみたかったからだ。
それともう一つ
大事な目的がある。
それは
それは
ある女性に会いたいためだ。
その女性を探さなければならない。
見つかるかどうかは分らない。
だけど、
その女性を見つけて
会うのが目的だ。
それだけでも
ムラムラ
いや
ワクワクするではないか。
もちろん、
ビジネスの種を探すことも
忘れない。
では、では
行って参るでござる。