世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

ビジネスと恋

2012年10月20日 | 仕事
「遊ぶように仕事をし、

仕事をするように遊ぶ」


と以前書いたことがある。



ビジネスと恋の関係も似たようなものだ。


ビジネスは恋をするかのように

ビジネスと恋は同じ感覚だといえる。


ただ、恋がビジネスになってしまっては、困る。



つまり、ボクが言いたいのは、

動機や、展開の仕方、モティベーションの保ち方など、

恋愛観と事業観は非常に似ているということなのだ。



人に恋をするように、ビジネスにも恋をしなければならない。

寝ても覚めても、四六時中頭から離れない。


文字通り無我夢中状態にならなければならない。

英語で言うところのCrazy for you!だ。


英雄色を好むの格言通り、

バリバリ仕事をこなす人間は、恋も上手にこなす。

(逆もまた真なり)


忙しい人ほど、同時に複数の事柄を処理できるものだ。

多才(talented)であり多彩である。


だから男は皆、多妻を望む(?)。


―――――――――――――――――――――――――

なぜそのような同時進行ができるのか。


まず、時間に関してはその使い方が上手い。

「時間管理術」を心得ていて、効率的に時間を使う。


動きに無駄がない、そつがない。


当たり前なことだが、極めてスマート(賢い)であることが求められる。



それから、モチベーションの保ち方が上手い!

飽きっポクない。


極めて情熱的(Passionable)である。

それに、エネルギッシュでなければならない。

それから何事においても前向き(Positive)であることが求められる。


さらに加えるなら、楽観論者(Optimist)であれば尚いい。

後は、ユーモアとセンスだ。


こうして見れば、

いかにビジネスの要素と恋の要素が全く同じであるかに気付くはずだ。



そしてもう一つ、ビジネスと恋において大事なことがある。


それは、ビジネスも恋もゲームであるという概念を持つことだ。

つまり、楽しまなければ意味がない。

(この場合のゲームは、いい加減という意味を含まない。

むしろ命を懸けたゲームだ)



そしてフェアでなければならない。

勝っても負けても恨みっこなし。



そうはいえ、どうしても苦しみが伴うのもまた事実である。

だが、その苦しみを凌駕することにこそ、意味がある。

そう、達成感である。


まさにオーガズム(Orgasm)に達することなのだ。

これは性的表現だけでなく、

累積的な緊張からの突然の解放で、快感そして弛緩を伴うものであり、

ビジネスにおいても味わい得る感覚なのだ。



かくしてビジネスと恋は表裏一体をなすという

ボクの理論は完結する。 



【追記】

もう少しお付き合い願おう。


ビジネスも恋も、危うさを伴う。

脆(もろ)さと言い換えてもいいだろう。


だからこそ愛(いと)おしいのである。

だからこそ甘味な味がするのだ。



仕事が恋人になり得る危険も潜むと同時に

忘れてはならないのが、いずれも終わりがあるということだ。


時に、永遠に続くものだと勘違いすることがよくある。


それはそうであって欲しいという願い、甘えから来る。


だが、現実は非情だ。

永遠のビジネスもなければ

永遠の恋もない。


恋は結婚という形で終焉を迎える。

もちろん、失恋は言うまでもない。


反論する人には、衰退という言葉を与えよう。


もし、ビジネスも恋も長続きさせたいのであれば、

たゆまぬ努力が欠かせないことは分かるはずだ。

尋常な努力では敵わない。




時は常に流れている。

時代は変わる。

気持ちは変わる。

事情は変わる。


人間は年を取り、ビジネスもやがて廃(すた)れる。

考え方は年とともに変わっていく。



本当に好きなら、

どこまでも食らいついていく気概と根性が必要だ。


そして、諦めないことだ。

想い続けることだ。


それが、永遠への唯一の道だから。