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真のグローバル人間(国際人)とは

2015年10月23日 | 100の力
テーマ: グローバル力 国際力


国際人と言えば、


外国のことに精通していること?

英語がしゃべれること?


それもあるかもしれません。


だけど、本当の国際人は、

自分の国のことをよく知り、自国を愛することができるひとです。


自分の国ことも知らずに、他国を評価することはできません。


外国カブレは本当の国際人とは言いません。

英語がしゃべれるだけでも国際人にはなれません。


自分の国の歴史や文化をよく知り、

その上で、相手の国ことを理解しなければなりません。


比較し、評価してお互いの理解を深め合うためには、自分の国のことを知らずしては無理です。


自分の国の文化を誇りに思うと同時に、

相手の国の文化や習慣を尊重して敬わなければなりません。


決して、比較してどちらが優れている、劣っているとかの判断をすることではないのです。

お互いの良い面を取り入れ、悪い面を補い合えばいいのです。


違うことが悪いことではありません。

自国の文化を押し付けることでもありません。


よく外国人全般や特定の国の人さして、あいつらと言っている人がいます。

日本人である自分たちを誇りに思うというより、

偉ぶって相手を蔑んでいるにすぎません。


そういう人に限ってろくな日本人ではない場合が多いことに気付きます。


実際、もう日本人はそれほど偉くないのです。

日本人は、誠実だ、丁寧だ、と評価される一方、

技術力を誇った一昔ほどリスペクトされていないのが実情です。


むしろバカにされています。

その大きな理由の一つが、英語ができない、ということです。


誠実、正直ということは

裏を返せば、駆け引きができないということにもつながります。


交渉下手なので、お土産など相手の言い値で何でも買います。

3倍も5倍も、10倍も吹っ掛けられても、値切ることもなく買っていきます。

英語ができないので、日本語ガイドがつく何倍ものツアー料金を平気で払います。


海外では、日本人はいいカモなのです。


アジア人に限らず、南米もアフリカも

欧米人にしても二枚舌、三枚舌を持っています。


だからといって、あいつらと呼ぶのは失礼です。

なぜなら、それが国際社会においては当たり前なのですから。


海外での交渉は、ある意味狡猾で強かでなければなりません。


ただ、一般の友人同士や恋人はこの限りではないでしょう。

しかし、あまりに気を許すと、それでも騙されることもありますのでご用心。


グローバルな係わりやおつき合いが増える中、

特に男女の中はお気を付けください。


自戒(self-discipline)を込めて。


国際社会において、ビジネスだけでなく個人的人間関係でも信頼関係は必要です。

ただ、信頼できても100%信用できるかどうかは別です。


契約においても、気が変われば悪びれもせず変更してきます。

それは当たり前のことなのです。

口約束はあってないようなもの。


あのとき約束しても、事情が変われば平気で反故にします。

にもかかわらず、こっちの言ったことは頑なに守らせようとします。


そこが狡猾さであり、ある意味国際ルールなのです。


日本の法律、決まり事から逸脱していても、

国際法上、国際的常識からは的を得たやり方なのです。


日本人だけが律義に守ろうとします。

それはそれで美徳です。


武士道の潔さも時と場合によることを自覚する必要があるでしょう。


桜散り際は潔く、散っても尚花びらの絨毯を残す。

西洋のバラは、枯れてもその醜態をいつまでもその枝に晒す。

ドライフラワーとしても生き残る。


どちらが良い悪いとかいうことではない。

バラの気持ちが分かる桜になる。


グローバルとはそういうことなのです。