世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

寄り添って

2016年01月26日 | 100の力
こんな寒い日は、より一層人肌が恋しくなる。


    ベッド脇のキャンドルライト

身を寄せ合い、毛布にくるまって眠りに落ちる。

寒いね、って言って握りしめた手から

心のぬくもりが伝わる。


足を絡ませ、吐息の漏れる唇を合わせる。

胸の鼓動を感じながら、お互いの愛を確かめ合う。


生きててよかった。

君と出会えてよかった。

君といてよかった。

君を愛してよかった。


幸せになろうねって、抱きしめると、

冷たい小さな肩が震えてた。


いつも側にいるよ。

君を離さないよ。

君を愛し続けるから。

こぼれる涙を唇で拭う。


これから先、どんなことがあっても君を受け入れる。

過去に何があったか知らないけれど、君のすべてを許すから。

君を傷つけるすべてのものから、君を守るよ。

君と一緒に生きるのだから。


そう、心に誓った凍てつく寒さの夜だった。