世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

もうダメだ 

2016年01月30日 | 100の力
もうダメだと思うときがある。

いや、これまで、何度もうダメかもしれないと思ったことか。


だが、まてよ。

ダメって、何がダメ?


それって、努力放棄?諦め?無責任?

頑張ったけど、報われない?

頑張ったけど、望んだ結果が出なかった。

頑張ったけど、成功しなかった。


本当に頑張ったの?

どこまで頑張った?

そもそもガンバルって何?

死に物狂い、って言うけど、死んでないじゃん。

どうしてそこで辞めちゃうの?

もうやり尽くしただって?

打つ手がないだって?

もう限界だって?


誰が決めたの?

限界だなんて、自分で勝手に決めてんじゃないよ。


まだがんばればいいじゃん。

続ければいいじゃん。

ガンバルって、努力することでしょ。

一生、死ぬまで生きる努力をしなきゃ、生きられないのが人間。



本当に頑張った?

望んだ結果って、何?

成功って何?


一生懸命やったのに結果が出ない。

すべてを投入して思い切ってやったのに思う成果が上がらない。

そんな壁にぶち当たった時、人はもうダメだとへこんでしまう瞬間がある。


そういうときは、

ちょっと間を置く。

気分転換に旅に出る。

近くでもいい、環境を変えてみる。

いつもと違ったことをしてみる。

スポーツでもいい、映画や、美術館などに出かけてみるのもいい。

一回、忘れてみる。

やり方、方法を変えてみる。


そのうえで、

Next!

はい、次行こう!


気分爽快。

まだ余力あり。

すべて良いように取る。

おめでたい人間になることも必要だ。


潰れそうになったら、自分を叱咤激励することも必要だ。

俺はやれる!

俺は、へこたれない!

俺はやる!

絶対やる!

そう決断したとき、そこから道が開ける。

諦めなければ、何とでもなる。


トルストイは言う。

「人は踏みなれた生活の 軌道から放り出されると、もうダメだ、と思ってしまう。

しかし、実際はそこからようやく新しいものが始まるのです」と。
            

その「もうダメだ」と思った瞬間が 実は自分のパターンを変える絶好のチャンスなのだ。

何より、もうダメだと思えるぐらい、もう死にたいと思うぐらい頑張ったことじたい本当に素晴らしいことなのだから。

そこまで出し切った人にしか、自分を変える本当のスイッチは入らない。

心の底から謙虚に、自分のアプローチを改善することを進んでやれる瞬間なのだ。

素直になり、謙虚になり、感謝の気持ちを持てる瞬間。


そして、その時こそが決断の時。

今までの行動を変える本気の決断をすることができる。

もうダメだと思った瞬間が 一番、ゴールに近づいている。

その瞬間から成功が始まる。

「夜明け前が一番、暗い」というではないか。


精根尽き果てクタクタになってもう動けない、と思った時から

本当のスタートが切れるんだ。

すべてを出し切ったその瞬間から本当の実力がつく時が訪れる。


持てる力を出し惜しみしてないか?

余力を残そうとなんて考えてない?

フルアウト(出し切る)することの 大切さを理解してる?

スポーツのみならず、人生やビジネスにおいても全く同じことが言える。


力はまだ残ってるんじゃない?

まだまだ走れるんじゃない?

ほんとうにすべてを出し切って、 それでももうダメだと思っっても、

諦めずもう一度やってみたら。

もう、そんな時間も余裕もないと思っても、なんとかもう一度やってみたら。

それでも結果が出ないとしても、 やり方を変えてもう一度やってみようよ。

もう、無理だと思っても、とにかくもう一度やってみよう。


地べたに這いつくばってでもいいじゃないか。

石にしがみついてでもいいじゃないか。

歯を食いしばって、泣きながらでもいいからとにかくやってみようよ。

そこからようやく新しいものが始まるから。

本当の扉が開くから。

本当の人生が始まるから。

思わぬ展開が待ってるから。

うそじゃないよ。

ボクが証明してみせる。



あのね、

誰も見捨てやしない。

天は見てる。

地は知っている。

誰かしら人は観察してるんだ。

その姿を。


もっともがけばいい。

もっと苦しめばいい。

地獄を見ればいい。

そこで初めて人のありがたみが分かる。

そして、救われる。


悔し涙が、歓喜の涙に変わり、感謝の涙になる。

その時、一回りも二回りも成長した自分の姿を見ることができるから。