世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

途方に暮れる

2016年04月28日 | 100の力
この震災は自分にとってどういう意味があるのか。

疎開先で温泉につかりながら自分自身を見つめ直してみた。


改めてモノのはかなさを知り、人の温かみを知った。
(一部冷たさも味わったが)


それでなくても暮らしやシステムをゼロから立ち上げ直さなければならない時代。

手放してよいものが何で、

外せないものは何か。

それを見極める人生の方向感覚を身につけなければならない。


多くの人が行き場を失い、生きる指針を求めている。

既に住み慣れた地を離れ、新天地で生活を始めた人もいる。

ボクは一時的に疎開して帰るタイミングを見計らっている。

だが、今のところかえる場所がない。


仕事場のある熊本市内のビルは、

柱や内・外の壁に亀裂が入り、テラスなどのコンクリートが落下している。

ドアにゆがみが生じ、心なしか床が傾いているように見える。

仕方なく危険を承知で寝泊まりしている人もいるようだが、

すでに引っ越していった人もいる。


2回目の震度7を記録した阿蘇・西原村にあるドゥリーミンカントリー・インAsoの3棟の建物は、

一部屋根が壊れているもののそれ自体は大した破損はないように見える。
(まだ現場に行っていないので、細かいところは分からない)




      

      3枚とも親切な人が現在の写真を撮ってきてくれた


だが、その集落事態に土砂崩れと土石流の危険があるということで

避難勧告が出されている。

この地区の住民はすべて避難所にいるという。

いずれも帰って住める状態ではない。


さて、困った。

行き場がない。

どうしよう。