世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

居場所

2016年05月08日 | 100の力
心休まる居場所があるかどうか。

それだけで人生が決まるといっても過言ではないだろう。


今ボクは、居場所を転々と変え、

自分なりに心地良さを演出している。

置かれた場所で咲く花のように。


今、ここで何を目指すか。


身体を休め、心を整える。

いわゆる座禅における三調(調身=姿勢、調息=呼吸、調心=こころ)を整えるのだ。

その手段が瞑想である。


      今この疎開先でも瞑想に耽る

Look inside.内側から目覚める。

いわゆる、内観。


静かな時間を持つ。

一人の時間を持つ。

ゆっくり考える時間を持つ。

自分の内側を見つめる。

そうして今、やっと自分を取り戻しつつある。


君子危うきに近寄らず。A wise man keeps away from danger.

逃げるが勝ち。 He that fights and runs away may live to fight another day.

三十六計逃げるに如かず、ともいう。

One pair of heels is worth two pair of hands.(一対の踵は二対の手に値する)

※ たとえ手が二対あっても、一対の踵のほうが逃げるときに役立つので価値があるということ。

Discretion is the better part of valor.(用心深さは勇気の大半である)


そうした自分なりの理論を勝手に決め込むのも 対処の一つだ。


大地震以後、手つかずだった執筆活動も徐々にペースが戻っている。

今月末の応募締め切りに向け拍車をかけなければならない。


もう一つは、

旅のレポーターとしての活動である。

こうして疎開であろうと、避難であろうと、逃避であろうと、

自分にとってはこれもまた旅の一環に過ぎない。

人の温かさと非情に触れ、また一つ経験を積み重ねることができることは

この上なく幸せなことである。



同時に、現在最も悲惨な状況下の一つである阿蘇西原村における

「阿蘇瞑想センター」の立ち上げだ。

こちらは梅雨明けまでは予断を許さない状況にある。

ひょっとすると土砂で埋もれてしまうかもしれない。

その時はその時でまた考えればいいだけのこと。

新たな闘志が湧いてくる。


いずれにせよ、

余震が収まって、一定の見通しがついた時、

恩返しとして120%の力を発揮できるよう十分な仕込みをしておかなければならない。

心身が傷ついた方々の癒しの場所を提供するために。