世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

梅雨が待ち遠しい

2016年05月29日 | 100の力
しとしとと雨が降っている。

梅雨入ったのかな?

こんなに梅雨が待ち遠しいのは生まれて初めてだ。


阿蘇、西原村。

今回の地震で大きな被害を被った村。

そして今もなお、最も危険な地域の一つになっている。

その一角にボクの家はある。


家自体は被害は少なかった。

中に散乱したものを片付ければ、そのままでも十分住める。


敷地内に主な建物が3棟。

地区20年の古民家とその納屋。

そして、ボクが設計して10年ほど前に建てた瀟洒な洋館(a simple but elegant house)。

いずれも健在だ。


特にボクが設計した建物は、森の中につくねんと建つが、

骨組みがログハウスになっていて、

今回の震度7の地震でもびくともしなかった。



ところが、悲しいかな雨が降るとそこに近づけない。

なんと、土砂災害の危険性があるという判断だ。


山や崖の下に家があるわけではない。

最も近い裏山までも、最短距離で30メートルあり、

間に畑や川(布田川)が流れている。

家の真裏は、こんもりとした森で、椎木の巨木が10本ほど並んでいる。

その一つは祠(ほこら)になっていて、100年以上もこの地を守り続けている。




確かに今回の地震で山には広範囲にわたって亀裂が入った。

いつまたそこが崩落するとも限らない。

役場は、大事を取って雨が降ると避難指示を出すため家には入れない。


素人判断だが、ボクは仮に土砂崩れが起きても家までは届かないと高をくくっている。

もちろん万が一ということはあり得る。

一応、地下シェルターも作ってあるので、

間に合わない時はそこに逃げ込めば埋もれることはないと考えている。

水、非常食等急場をしのげるものは用意している。



あとひと月後、

海外から無事帰ったらそこに住もうと覚悟を決めている。

まだ梅雨の真っ只中だろうけど、

もう避難所生活はコリゴリだ。


そしてそこを瞑想センターとして開設する。

心に傷を負った人たちが集い、

健康を取り戻す場として開放する。


それがこれからのボクに課せられた使命である。

その使命を全うするにはうってつけの環境にある。

今はただ、梅雨が明けてこの場所が無事であることを祈るばかりだ。


    敷地の反対側には鳥居がある

ここは守られし地。

そう信じて疑わない。


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