世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

逆境さえチャンスに変えてしまう

2016年05月20日 | 100の力
立て続けに起こった2度の大地震により

ほとんどの被災者が多かれ少なかれPTSDの症状を訴えている。

ボクも例外ではない。


昨年末からボクの身に続いている連続消失事件の一環なのか、

この地震でビルに亀裂が入りフリートークが事実上使えなくなったしまった。

とうとうここも閉鎖を余儀なくされる。


昨日は、ボランティアの方が来ていただいて片付けのお手伝いをしてくださった。


     ボランティアさんへのご依頼は「社協ボランティア協会」へお問い合わせください

散乱した部屋、もう使えない部屋、

そう思うと片づける気力もわかなかった。

ボランティアさんたちのお陰で、少しは前に進む気力が湧いてきた。

感謝である。


問題は、最後に残った西原村の施設だ。

ただ、残ったといっても、

未だ雨が降れば土砂災害の危険性があるということで、避難指示が出る状態。

これから梅雨に入り、本当に土砂で埋もれてしまえば、

最後の砦も失うことになる。

完全に路頭に迷う、ホームレス状態になる。
(それもまた憧れるが)


いま大きく分けて二つの選択肢があることになる。


プランA: 西原村が残った時の生き方。

プランB: すべてがなくなった時の生き方。


どっちに転んでも、生かされている以上、生きなければならない。

たぶん、土砂で埋もれることはないと希望的観測を持っている。

だから、西原村での生活を描いて、その準備を進めている。

その一つが、「阿蘇瞑想センター」である。

コンセプトは、

『健康』、『繋がり』、『平和』である。

これは今までやってきたことに繋がる。


健康は、心と身体がすべてそろってはじめて健康って言える。

繋がりは、人とのつながり、自然とのつながりを意味する。


そして、

いま日本のみならず、

世界中が「自然の脅威」と「憎悪からの対立の連鎖」となっている現状では、

神経衰弱のような日々となっている。


現代社会では、

諍いのかなりの部分を「(人種的)差別と偏見」や「宗教」が占めていると言えるだろうが、

そのうちの差別や偏見の観念が、瞑想で大幅に減らせるという結果が

英国サセックス大学の研究で明らかになっている。




つまりそれは、瞑想によって「慈悲を主とした人間に変わる」ことができるからという。

そういう意味では

「瞑想という革命的存在」が世界を変え得るのだ。


瞑想の後には、「肯定的な感情」が大きく増大し、

「他人の利と幸福を考えるという感情」が湧いてくる。


「世界平和のために私たちはどんなことをしたらいいですか?」という質問に対し、

マザーテレサは、

「家に帰って家族を愛してあげてください」と答えている。

家族を愛する = 世界平和 という構図だが、

瞑想 ⇒「他人の利と幸福を考えるという感情」⇒ 人種的偏見を減らす⇒ 世界平和

という構図にも繋がる。


これには、「慈悲の瞑想( Loving-kindness meditation / LKM )」と呼ばれるものが有効とされる。


いつも心の中で願う言葉がある。


私の愛する人が幸せでありますように
私の愛する人の悩み苦しみがなくなりますように
私の愛する人の願いごとが叶えられますように
私の愛する人にも悟りの光が現れますように
私の愛する人が幸せでありますように

さらには

私を嫌っている人々も幸せでありますように
私を嫌っている人々の悩み苦しみがなくなりますように
私を嫌っている人々の願い事が叶えられますように
私を嫌っている人々にも悟りの光が現れますように
生きとし生けるものが幸せでありますように


こう願うことで「慈悲の心」が芽生えてくる。


自身がもたらした教訓は、

「共に悲しみ、共に喜ぶ」ことなのだ。


プランBについての構想は、またの機会に述べよう。