世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

体力勝負

2017年01月16日 | 100の力
タフでなければやっていけない。

まさに身体が資本、体力勝負だ。


昨日は極めてタフな一日だった。


まず、起き抜けに朝から雪と戯れる。


昼は熊本市内で韓国料理のインターナショナル新年会。


    韓国、中国、フィリピンの方々が集まった


夕方、西原村に帰り、週末のイベントの打ち合わせ。


敷地内の住民(長期宿泊者)が8人と大所帯になってきたため

洗濯機置き場の整理、取り付け作業。(水浸しになりながら)


     

引き続き、宿泊の業者さんたちとの極寒BBQパーティ。


     関東から集まった震災復興事業(解体工事)に携わる方々


今日から旅に出るというのに。

まだ何にも用意していない。



断らない(Never say "No")、

いや断れない性格。


「断る力」とかいうベストセラー本があるけど、

「断らない力」のほうがよっぽどエネルギーがいる。

すべて引き受けるわけだから。


機会があればとか、またの機会にとか言って体よく断る人がいるが、

あれは、大事なチャンスを逃していることになる。


頼みごとをされる、誘われるということは

その人にできる能力があると見込んでいっているのであり、

自分の力を出す、あるいは試すチャンスを与えられたことを意味する。


なのにせっかくの与えられたチャンスを

端から断るなんてなんてもったいない話しだろう。

それだけで自分の可能性を潰しているのだ。


自分のコンフォートゾーン(ぬるま湯)から抜け出さない。

そういう若者が多いような気がする。


最近、いくつかの提案を投げかけた人が数人いる。

時間がない、手一杯、他にやることがあるという。

そしてお決まりの文句。

次の機会に。


いえ、次はもうありませんから。

There is not always the secound chance.


一方、

故郷や仕事を投げ捨て、

震災ボランティアに勤しむ若者もいる。


彼らはまたそこに自分の居場所を見つけたのだろうが。

動くことで、違った人生が見えてくる。

それをどう感じ、どう生かすかはその後の課題だ。


いずれにせよ、強靭な体と精神力が試される。


さて、というわけで、今日から旅に出る。

4日間というショートトリップだが。

これもまた違った世界を見てみようという好奇心の現れに過ぎない。


1月15日(日)のつぶやき

2017年01月16日 | ライフスタイル

解放区 

2017年01月15日 | 100の力
解放区に集結せよ。

全国から、いや全世界から人が続々と集結しだした。


ここは解放区。

今日からここの住所は、

阿蘇郡西原村解放区宮山1547-1

となります。


      今日はうっすらと雪化粧


昨日もこのブログで書きましたが、

いろいろな人が集結してきている。

いろいろとは、

職種も国籍も、宗教観も世代も違う人たちだ。


ボクはあらゆる可能性を排除しないように、

あらゆる人たちを受け入れる。


いわゆるダイバーシティとインクルージョンの実践だ。

そのため古民家の母屋を多目的スタジオ、

リゾートシェアオフィスとして開放している。


春になればテラスで仕事をするのも乙なものだろう。



すでに、

筋力・体力アップ&ダイエットエクササイズ

瞑想ヒーリングエクササイズも実施されており、


ヨガやセミナー、コンサート―など

ますますいろんな方たちに利用していただければ嬉しい限りです。


         多目的スタジオ

基本無料開放してます。
(光熱費のみ実費&ドネーション)



【追記】

明日から4日留守にしますが、

20日「筋力・体力アップ&ダイエットエクササイズ」

及び「瞑想ヒーリングエクササイズ」


そして21日は

「異文化餃子パーティ」と続きます。


      500円で食べ放題


ご参加ください。

1月14日(土)のつぶやき

2017年01月15日 | ライフスタイル

大流行の兆し

2017年01月14日 | 100の力
インフルエンザではありません。

瞑想が大流行の兆しを見せていると

NHKはじめマスコミで報道されている。


予期していたこととはいえ、

そこまで浸透するとはちょっと意外。


嬉しいが、流行にはなってほしくない。

だって、流行ったものは廃れるのも早いから。


これは、半永久的に定着しなければならない。

静かなブーム程度がちょうどいい。


瞑想といってもいろんな呼び方がある。

中でも注目を集めているのは、

マインドフルネス瞑想だ。


以前にも説明したが、

マインドフルネスとは

「今この瞬間の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れること」である。

簡潔に言えば、

「今ここ」にフォーカスすること。


多くの人が、

もっと○○しておけばよかったとか過去を悔やみ、

こうなったらどうしようと未来を不安がる。


そして、人の目、周りからの評価などを気にし捕らわれ、

常に「今」以外のことにとらわれ、心が揺らがされている。

そして、それがストレスとなり体調を崩したり、心を病んだりするのです。


過去や未来にとらわれず、

何事も評価をせずにありのままを受け入れれば、

まったくストレスフリーで健全な心をと身体を維持することができます。


そのためには

「今、この瞬間に意識を向ける」、「今に集中する」ことです。

そのための手段が、『瞑想(Meditation)』なのです。


瞑想や座禅といったもので、

思考を辞め、雑念を払うことで、

あらゆる悩みを打ち消すことができます。

心身ともにリラックスできます。

そして、何事にも打ち勝つことのできる耐性を作ることができるのです。



ボクがレジリエンスのファシリテーターになったのも偶然とはいえ、

時期を得ていて怖いくらいだ。


そうして、自分の独特な瞑想方法を編み出した。

それが『YZK瞑想』。



瞑想に前後にヨガを行います。

この場合のヨガは、

準備運動、整理運動に当たり、簡単なヨガです。


座禅ととなじスタイルで座ります。

そして、ここの自然界の「氣」を全身に感じることができるようになります。

ヨガ、座禅、気功の組み合わせで瞑想を行います。


その結果、

過去や未来にとらわれることなく、今に集中し、

今するべきことに全力を注げる状態になります。

また、

自分の持てる能力が最大限に発揮され、自分らしく生きている状態になります。


最終的には、

ストレスなく、目の前のことを楽しみにながら質の高い時間を過ごしている状態を保つことができるようになるのです。



今、ありがたいことに何人かの協力者の元、

いくつかのコラボ企画が進んでいます。


理学療法士の方とのコラボ。


     彼が指導してくれます(独身ですよ)

ボクもこんな体になりた~い!


     毎週金曜日と日曜日に行います

身体も心も同時に鍛えます。

(ご希望の方には瞑想タイムもありますよ)


ヒーラーの方々とのコラボ。





毎月一回ヒーラーさんたちが集結して"Healing Arts"を行っています。


これからヨガインストラクターの方とのコラボ、

エステティシャンとのコラボ

メイクアップアーティストとのコラボなど

続々とイベント開催していきます。

お楽しみに。


いろんな方々が集まってきてくれています。

感謝です。


ここは誰にでも門戸を開けている「解放区(liberated area)」です。

気になるかたは、気軽に門をたたいてくださいね。




日本人病

2017年01月13日 | 100の力
昨今、すべてに落ち目の日本(人)。

日の丸も Rising sun から Setting sunに見えてくる。

インターネットが普及しグローバル時代に移行しだしてから、

どうも日本(人)はいろんな面で下火になってきているように感じてならない。


それには、

経済の不調、政治の質の低下、国際社会での相対的地位の低下、可処分所得など家計の悪化、公的債務の増大、社会の少子高齢化等と構造的諸問題に加え、

ますます不穏感を増す世界情勢や、

度重なる災害などによる国民の不安・危機感・焦燥感・失望感の高まりが背景にあることは理解できる。


さらに、

勤勉、正確、清潔、安心・安全の日本人としての良さ、美徳といわれることが

裏目に出ているのではないだろうか。


確かに今でも日本には世界が羨む美徳がある。

「街中・トイレ・駅等の公共スペースが綺麗」

「きちんと列を作る」

 「日本人は入浴回数も多く、服装も小奇麗で清潔感がある」

 「夜中の外出でも安全」

 「紛失した物を届ける親切」

 「人も車も多い割には静かで整然としている」

 「ゴミはゴミ箱に捨てる、赤信号は渡らない、歩きながら食わず・飲まず・吸わずなど公共ルールを守る」

 「風邪ひいたらマスク、電車内ではマナーモードなど周りの人たちを気遣う」

 「料理・庭園・生花・商品パッケージ等が繊細で美的センスが高い」

 「人との約束でも交通機関でも時間を守る」

 「サービスが行き届き正確」

 「工業製品や芸術品の品質と精度が高い」

 「食事バランスがよく健康・長寿」

などなど、枚挙に暇がない。



一方で

国民が感じる幸せ度が低いことも

自虐的ともいえる、自国に対するネガティブな発言があまりにも多いことからきている。

特にマスコミ。

ワイドショーなどのコメンテーターの「変なネガティブ発言」。

「縮小、崩壊、斜陽、後退、衰退、低下、老化、不信、内向き、閉塞、孤立、ガラパゴス化、草食化…」云々。

連日のように飛び交う。

しかも、そのほとんどが批判の域にも達しない、陰湿かつ幼稚な誹謗中傷、言葉狩り、愚痴、感情論だ。


その割に、きちんとした“批判”が少ない。

時代錯誤の権力構造、組織体制、規制規範がいつまでたっても崩れず、

社会に大胆なイノベーションとダイナミズムがもたらされない最大の理由は、

この国民(有権者)の(真っ当な)批判精神の欠如にある。


日本人の勤勉さ、完璧主義、完全主義が優れた技術を生んできたことは否定しない。

だが、世界を見渡せば、

サービスにせよ便利さにせよ、そこまでのものは要求していない。


リモコンにあれだけのボタンが必要なのか。

電車やバスでの騒音ににも似たアナウンスはいるのか。

過剰包装。

コンビニの24時間営業。


日本人は便利さを追及するあまり、

便利病に憑りつかれ、動かなくなってしまった。

挙句、体の不調、心の不安定さという生活習慣病が蔓延しているのだ。


海外から見ると、尊敬、羨望を通り越し、

むしろ滑稽でさえある。


行き過ぎた技術はむしろ弊害となることに気づかなければならない。

間違った医療の発達は、薬漬けにしていたずらに病人を増産させる。


早いことはいいことなのか、

効率的なことはいいことなのか、

機械的、人工的なことはいいことなのか、

もう一度原点に立ち返って考えてみる必要があるのではないか。


この弊害が、日本の過酷な労働事情にも暗い影を落としていることは否めない。

(佐川急便に象徴される)


古くから伝わる日本の美徳。

和を以て貴しとなす(聖徳太子)や、

学校に昔は必ず像があった二宮尊徳、

そして今も恥の文化としてもてはやされる武士道、

人に迷惑をかけてはいけないという言い伝え、

出る杭は打たれるという教訓、

見ざる聞かざる言わざるに象徴される事なかれ主義、

自分がリスクを負って先頭に立つことを極力避ける傾向がある冒険精神の欠如、などなど、

解釈も曲解されていることもあり、

今一度、世界に通用するものかどうか再考する必要がある。


幸福感が薄い日本人、

自信を無くす日本人、

夢のない日本人、

「自分たちは悪くなる一方だ」という暗示にかかり、

“何をやっても駄目シンドローム”に取りつかれる日本人。


また、こうした大人の自信のなさを見せつけられながら育つ子どもたち。

果たして日本に明るい未来はあるのか。


どうすれば、明るい日本の未来が見れるのか。



【編集後記】


かつて「イギリス病」と言われるものがあった。

イギリス病とは、

産業革命をいち早く起こしたイギリスという国家が、

市民階級が次第に自分たちの権利意識に目覚め、

やがては世界第一位の債権国となり、

「ゆりかごから墓場まで」と言われるような世界に並ぶ者のないような福祉大国を建設するに至ったのであったが、

ある時から、それが足かせとなり、いつしか国民がその権利にあぐらをかくようにようになり、

汗を出して働かなくなって、

イギリスという国家そのものが国際競争力を失って、

信用を失墜してしまった状態を指す言葉である。


そのイギリス病を克服したのがサッチャーである。

ビッグバン改革と言われるような徹底した自由化の経済政策を通して、

外資の導入と福祉政策の見直しを計り、

一方では低所得者層にも家を持たせるような夢と希望を与えるような税制度を導入した。

こうして不治の病とも言われたイギリス人の心の病を克服したのである。

 
もちろんサッチャー改革によって、イギリスは多くのものを失ったことも事実だ。

要するに病を克服するためには多くの痛みが伴ったのである。 

ただ、所詮イギリス病、あるいは日本病と言っても、

人間の心が作り出している幻影の経済的な反映に過ぎない。


だから日本病克服の処方箋は、

日本人の古い(悪い)考え方を捨て、

世界に通用する意識を持ち、

しかもそれが夢を生むような現実的で柔軟なものであれば日本は必ず良くなる。

(一部コラム抜粋意)


沈んだ太陽は、あくる日必ず昇ってくる。



ただし、同じところからは昇らない。

決まって逆方向からだ。


つまり、逆(転)の発想が必要となる。

沈んだところばかりを眺めていても、

二度と上がってこない。

英語とお金の類似点

2017年01月12日 | 100の力
お金儲けしたい。

英語が喋れるようになりたい。

でも、なかなか現実的にはできない人が多い。


それは、手段と目的を履き間違えているから。


つまり、

お金を儲ける(貯める)ことと

英語をしゃべれるようになることは

目的ではなく手段であり、その結果である。


ところが、ほとんどの人が目的にしてしまっている。

つまり、

何のためにお金儲けがしたいのか、

何のために英語がしゃべれるようになりたいのか。

ただ裕福になりたいとか、

なんとなく便利(有利)だからとか

目的が漠然としている。


これでは、

お金もたまらないし(稼げない)、

いつまでたっても英語は喋れない。


何のためにお金が必要なのか、

何のために英語をしゃべりたいのか目的がはっきりしている人は、

それなりの成果(結果)を出している。


目的が明確になれば、

それに見合うお金が手に入るし、

それにふさわしい英語力が身につく。


そして、お金も英語も使うことだ。

ため込んでばかりで使わなければ意味がない。


そもそも使いもしないお金を貯めてどうする?

そもそも使いもしない英語を学んでどうする?


つまり、

目的がない人が手段を持っても意味がないのだ。


それは、目的地のない飛行機に乗るようなものだ。

ただ飛んでいるだけだと、いずれ燃料切れで墜落してしまう。


まず、お金も英語もその使い道を明確にすることだ。


世界一周したいと思った時、

当然、お金と英語力が必要となる。


目的がはっきりすれば、

現状を把握して、

理想の目的と現状のギャップを埋めるようやるべきことを明確にする。

そしたら、行動計画(Action Plan)を立てて、

あとは、実行するだけだ。


もちろん、目標が高ければ高いほど実現は困難を極める。

あとは覚悟と本気度、そして情熱がものをいう。


何が何でもやるんだという本気度が伝われば、

思わぬ救世主が現れたり、

予期しなかった才能が開花して

夢(目的)が実現する。


夢(目的)の大小にかかわらず、この法則はすべてに当てはまる。


なかなか夢が叶わない

つまり、

お金が貯まらない、

英会話が上達しないというひとは、

上記のどれかが欠けているのだ。





New Year 's Resolution

2017年01月11日 | 100の力
2017年、

年が明けて早10日が過ぎた。

毎年、3月まではあっという間に過ぎるだろう。

1月は、行く、

2月は、逃げる、

3月は、去ると言われるように。


今年は昨年以上に激動、変動を体験する

激変の年になる。


そしてそれは元旦から既に始まっている。




具体的に言うと、

人の流れが激しくなっている。

いろんな人、多くの人たちが集まりだした。

奇人、変人、外(国)人を中心に。
(今に始まったことではないが)


そして、

ボクの行動も留まるところを知らない。

今年は、今までに増して「挑戦の旅Challenging travels」を続ける。


来週からはマカオに行く。(カジノ構想研究)

そして、スリランカ。(瞑想修行)

さらにベトナム(新事業展開)

ロシア、スペイン、そしてキューバと旅は続く。


人生、旅三昧、タビホーダイなのだ。



「後は振り返らない。

常に前進あるのみ」  by Asay

新しい住民がやってくる

2017年01月10日 | 100の力
松の内が開け(ところによっては15日までらしいが)、

学校も始まり、

正月気分も抜け、

一般世間では新しい日常が始まった。

(旧正月を迎える国は今月末からだが)


今日、ボクのゲストハウスに新しい住民たちがやってくる。

しかも、偶然なことに2棟(2組)同時に。


      ゲストハウス(元牛小屋だった)

昨日契約を済ませ、

今日からさっそく入居が始まる。


片や東京から一人の男性、

片や関西から業者さんたち4~5人。


       梁や柱は120年前のもの


どちらも震災復興に携わる人たち。

ありがたい。

震度7を記録し、甚大な被害をこうむった阿蘇・西原村。

まだまだ復興半ばだが、

彼らの助けがあってこそ復旧が進む。

感謝。ありがとう!


幸いボクのところはさほど被害はなかった。

築120年の古民家、

特に牛小屋だった納屋(ゲストハウス)はほとんど無傷。

そこに彼は住みながら、ここから出陣して復旧事業に携わるのだ。

小さいながらも寄与できるかと思うと自ずと興奮を覚える。


まだまだ長い道のりは続く。

祈らざるにはいられない。


森に囲まれ、守られし神聖な地。


竹を切り(約200本)、うっそうとしていた周囲もだいぶ明るくなって、

空が見え、日差しが振り注ぐようになった。

森の中の生態系も変わるだろう。


梅もほころび、数日前からフクロウの鳴き声が帰ってきた。

敷地には足跡にも似た穴が。

イノシシが竹の子を掘った跡なのだろう。

(まだ遭遇したことはないが)


桃や桜の木にも小さな蕾がいっぱい。

大自然が蠢きだした息吹とエネルギーを感じる。


一方、上空には大寒波が控えているらしい。

冬将軍はこれからは本番だ。


身を引き締め、体調管理には十分気を付けよう。


さあ、今日からにぎやかになるぞ。








1月9日(月)のつぶやき

2017年01月10日 | ライフスタイル

際どい関係

2017年01月09日 | 100の力
よく喧嘩をする。

といっても、大概は彼女の方が一方的にまくしたてる。

またか、と思ってボクは無視する。

Shut down.

黙るに限る。


もうわかれよう、

その都度想いがよぎる。

年が30近く離れているというのに、

ボクも大人気ない。


2面性を持つ。

可愛らしい面、

憎たらしい面。


素直な一面、

ひねくれた一面。

誰しもそうであろうが。


それでも彼女が大好きだ。

なぜだかわからない。

いや、だから好きなのかもしれない。


ボクの我が儘を文句いいながらも聞いてくれる。
(渋々だけど)


フラッと旅に出るボクに、

「どこも行かないで」

「側にいて」

「置いてかないで」

「寂しいよー」

と涙目で訴える。


「一緒にくればー」

無理なことは分かっていても、

ボクは意地悪く返す。


「そのうちどこでも一緒に行けるようになるさ」

気休めにも似た返事。


ホントは後ろ髪を引かれる思いで旅に出る。


タビストを彼氏(または彼女)に持つと

ついて行くだけでも大変。

自由をこよなく愛する。

孤独を厭わない。


掛ける時間も、お金も、体力も半端ない。


でも、疲れ果て、寂しくなると

決まって彼女のもとに帰る。

タビストの我が儘。

それを聞いてくれているうちはいいのだが。


「そのうちいなくなるわよ」

ドキッとする言葉を吐きながら寝返りを打つ。