【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

『報道特集』と考える安倍首相政権の功罪2020.8.29

2020-08-29 21:35:58 | マスコミ報道への私見
 「儀礼のことば」「例のことば」、一般社会では使われることがある。安倍晋三氏は別に死去したわけでない。持病が過労で悪化、首相を辞任した。 
「#安倍首相と潰瘍性大腸炎」貴番組で事実と医学的視点から安倍晋三首相の政治的遍歴と健康との客観的経過を知ることができた。一国の行政責任者としての心身にわたる圧力とストレスは重大な健康障害の要素なのだ。首相の公私として、安倍氏の政治の軌跡はリアルに把握したい。


 よくいう「責任は総理の私がとります」。公的な場で言明しても、なんら責任をとったことはない。 安倍首相の執政の失政で、どれだけの人々が命を失いどれだけの人々が失業し、いのちの糧を得られず不幸な暮らしに陥っていることか。重病は疾病として同情する。だが政治家の任務も自ら言明した説明責任はどこへいったのか?安倍首相は日本会議の支えを受け自らも日本会議の要職にあった。日本会議は穏やかで実務型の国家主義と神道とを併せ持つ。菅野完氏『日本会議の研究』扶桑社2016年青木理氏『日本会議の正体』2016年平凡社が詳しい。安倍首相が総理辞任しても、日本会議と癒着した議員では「金太郎の飴」だ。



「私は政治を私物化したことはありません」?
「私は国家国民のために尽くしてきました」?
だが沖縄・辺野古の県民の声を寄り添うことはなかった。公文書改竄を命令で行った赤木俊夫さんの名誉回復は奥様がぎりぎり追い詰められながら声を上げた。福島原発対策もまともに取り組まなかった。安全保障戦争立法や共謀罪。あいつぐ悪法をつくり国民的反対が高まると、解散総選挙に訴え6度の国政選挙に圧勝した。選挙だけが真剣な課題であり、圧勝によってその後は国民無視の対応が際立った。


「#歴代総理のなかで沖縄に安倍首相ほど冷淡な首相はいなかった」
「#市民運動や野党は長期安倍政権の検証を緊急におこなうべきではないか。」
長期政権をメデイアはきちんと事実を報道してきたか。番組のキャスターの皆さんの声が深く心に潤いをもたらしてくれた。

『報道特集』~最近の視聴記憶~ 櫻井智志

2020-08-29 15:48:45 | マスコミ報道への私見


中國、ロシア、アメリカ。世界の超大国の実態。黎智英氏の逮捕と市民の応援。ロシアのナワリヌイ氏への不審を残す暗殺死未遂と行動抑圧、アメリカのトランプ政治。だが私は日本の現実のなかで生きている。足元をできることを範囲内で考え表現し、意思表示を続ける。


気候、風雨の著しい激変によって、普通時の降雨で土砂崩れや交通遮断が生じている。国家は環境変化に対応して、国土の保全と宅地の安全な全国的計画を建てて数年のうちに亜熱帯化に対応した都市・国土計画を具体化するべきである。


 河野防衛相はアメリカ軍部司令官と緊密な防衛軍事情報の意見交換をおこなった。いつまでもアメリカから独立せず、隷属外交。日本が独立することは軍事力に依存しなければ自立できないのか。憲法の平和条項模範として他国は軍備撤廃している。日本に平和独立の意志と意欲をもった政治は実現しえないのか。



「五輪延期と選手村マンション」コロナ感染問題によって五輪・パラリン実施が不透明な視界に入った。だが、これほど混乱していて、選手たちが最も困惑しているようだ。今は無責任なことは言うまい。だが勧誘演説以来ひとつひとつを実直で庶民を日本全体の英知を結集して進めない限り、展望は打開できないだろう。


 立民国民など新党樹立は意義深い。政権獲得を焦らず、庶民の苦闘を踏まえた政策の検討と地方政治国政の地道な政治と政策の練り上げが重要だ。私見だが、一つの組織をつくるよりも三つの組織が一堂に介し政権の統一戦線による政権樹立がよいと思う。
 私は①立憲新党グループと②日本共産党が社民・緑・新社・れいわ新選組などと「市民と野党の共闘」拡大グループと③保守リベラル護憲グループの三層による方法もあると思う。安易な性急政権工作よりも今の自公政権に対案を次々に提示して国民的危機を克服すべきだ。