【現代思想とジャーナリスト精神】

価値判断の基軸は自らが判断し思考し実践することの主体であるか否かであると考えております。

【永岡浩一さんからの通信】 路上のラジオ(2022/3/2更新) 西谷文和&内田樹

2022-03-03 19:02:46 | 転載
【永岡浩一さんからの通信】
路上のラジオ(2022/3/2更新) 西谷文和&内田樹 ロシアのウクライナ侵攻から独裁者プーチン氏を考察する、自分の周りをイエスマンで固めて大義名分なしの独裁者は国際世論で倒すべき、これの火事場泥棒で9条変えろ、核武装を言う安倍氏、橋下氏らは現状追認で何もできず、本当に戦争なら真っ先に逃げるクズ(笑)、一人一人が立ち上がり国際世論を動かすべき!


 永岡です、ジャーナリスト西谷文和さんの路上のラジオ、昨日更新、ロシアのウクライナ侵攻(侵略)について、思想家の内田樹さんが出られていました(https://www.radiostreet.net/radio/1070/ 2/28収録)。要点のみ書き起こしします。

 報道するラジオの案内であったジャーナリストの平野幸夫さん、ウクライナ問題で核を持てと言う安倍氏、橋下氏、松井氏らの発言を火事場泥棒とブログで批判されています、https://ameblo.jp/hirano-yukio/entry-12729859281.html 今回の内田さんのお話と合わせてご覧ください!

 西谷さん、アフガニスタンを取材されて、ウクライナもソ連・ロシアに侵略されたのは同じ、大国のエゴに蹂躙されたのは同じ、路上のラジオのHPにもウクライナ侵略に反対と記述があり、プーチン氏について内田さんは基本的に賢い、が焼きが回ってきて、収録日で戦争4日、膠着状態、プーチン氏、瞬時にキエフ陥落、傀儡政権を作りNATO反対を2日でやる予定、電光石火でナチス並みのことを想定して、ゼレンスキー氏は踏ん張り、アフガンだとガニ大統領はすぐ逃げて、プーチン氏、ゼレンスキー氏をそれと同じだと甘く見た。ゼレンスキー氏は国際世論に訴えることもあり、しかしウクライナはずっと戦争、第2次大戦どころか、19世紀からずっと戦争で、2014年にクリミアを奪われて、東部独立、8年ずっと戦争、モンゴルにも侵略されて、文明の十字路、穀倉地帯、しかし、プーチン氏は全世界を敵に回し、プーチン氏の終わりの始まり、20年独裁、しかしSNSで若い人は立ち上がり、若い人はロシア国内でデモ、それを世界が見ているからやっている=ロシアの人は孤立ではない、3000人逮捕されてもデモは止まらず、有名人、テニス選手、音楽家、科学者など立ち上がり、中国ですら反対声明(消されたが)。

 プーチン氏、大統領を独裁、22年、自己評価が高くなり、悔しかったら22年大統領しろと、橋下氏真っ青。プーチン氏の周りはイエスマンのみ、フセイン氏も、アベスガの時も同じ、ロシアだと反対候補は暗殺、殺されない日本はマシ?西谷さんは欧米が止められたはずなのに、と説かれて、内田さん、その力なし。西谷さん、バイデン氏、国内はインフレ、コロナで追い詰められている+アフガン失敗、内田さん、アメリカもコロナで戦争どころではない+トランプ氏がいて、ロシアと仲良く、トランプ氏を国民の4割が支持、プーチン氏を評価するトランプ氏がこれほど支持されていたら、国内二分、アメリカは戦争どころではない。

 プーチン氏、トランプ氏、安倍氏etc、世界には独裁者が出て、日本も岸信介氏の後で佐藤栄作氏、田中角栄氏の後で中曽根氏のタカ派になり、しかし世界で偶然サイクルで独裁者が揃ってしまい、しかしプーチン氏が撤退だと彼らは力を失う。西谷さん、自民で、タカ派とハト派の振り子があり、世界もそうかと問われて、内田さん、その通り、しかしプーチン氏は強いロシアをもう一度、トランプ氏も強いアメリカもう一度、しかしプーチン氏は初期G8に入り話の分かるものと21世紀の初め、同じ人間でもバイオリズムみたいなものがある。

 で、安倍氏、裏地見るといい、安倍氏に外交の能力なし、外務省が無能と内田さん説かれて、西谷さんは外務省の弱体化、安倍政権では経産省の今井氏らの暗躍を説かれて、内田さん、安倍氏とプーチン氏では役者が違い、安倍氏手玉に取られて、北方領土問題は国内の米軍基地を全廃しないと帰ってこない、西谷さんは安倍氏、国民に期待させて反故にしたと怒られて、内田さん、北方領土問題は複雑怪奇な要素があり、安倍氏のような単細胞では解決できず、日本とロシア、アメリカの三社でちゃんとしないとダメ。

 西谷さん、第2次大戦時に、スターリンがウクライナの小麦を奪い餓死させて(その小麦を兵士に食べさせてスターリンはナチスを倒したものだが、もちろん許されない)、それでウクライナは怒り、ウクライナ人は一部、反ソ連・反ドイツにもなり、大国に翻弄された。西谷さんも2014年にキエフを取材、スターリンがクリミアにロシア人を入れて侵略、それらを理解しないとこの侵略は理解できない。

 内田さんは、SWIFTは効果があり、スターリン時代と異なりグローバルである。西谷さん、イラクでは経済制裁で餓死者が出てフセイン氏の支持が高まり、それを危惧されて、内田さん、それはない、ロシアの財界が困り、プーチン氏は経済的にも追い詰められて、国民生活も大変。ガス会社はプーチン氏の企業、内田さんは中国の手助けもない、プーチン氏を中国は様子見。西谷さん、プーチン氏を失脚させないと、と説かれて、内田さん、ロシア人はそれでソ連崩壊並みの大混乱になり、ソ連崩壊で、力の強いものが国の財産を独占してしまい、それをロシア人は見ている。弱肉強食、プーチン氏失脚で庶民が一番大変、ソフトランディングさせないと、1992~93年の悲劇の再来。

 内田さんは、プーチン氏、失脚、あるいは禅定でもいいから退陣させないとダメ、ロシアも国際協調路線にならないとダメ、ロシア国内で反プーチン氏のデモもあり、まだ希望はある。

 西谷さんは、侵略初日にロシア軍はチェルノブイリ原発を押さえて、これはプルトニウム目当て、原発は戦争の際に最悪だと説かれて、内田さん、ヤバイものだから原発は抑えた「今回の事態は原子力の平和利用などないことを証明」、核燃料サイクルは核武装目当て、石破氏もそれに言及、核はバージョンアップしていないと核兵器・核技術者はどんなに採算が取れずとも確保しないとダメ。

 イランは石油が多く、原発要らないのに持とうとする=核兵器が欲しいから、もちろん廃炉のための技術者は必要だが、火事場泥棒で安倍氏と橋下氏、核武装をテレビで怒鳴り、ウクライナを利用して9条抹殺を西谷さん危惧されて、内田さん、アメリカは属国の日本に核兵器を持たせることは決してない(笑)、核拡散、アメリカは核兵器独占で優位になり、韓国、台湾が、となったらアメリカ困り、なら日本の核のことはアメリカが面倒を見る(笑)。安全保障はアメリカの言いなり、日本の安全保障なし、自前の安全保障があったら橋下氏、テレビであんなこと言わない、国防に対するリテラシーはゼロ、何をしてもアメリカがアカンと言ったらアウト、日米合同委員会で言われた通り(笑)。

 西谷さん、日本は76年戦争に加担せずこの始末だが、戦争でリテラシーなしで烏合の衆になると説かれて、内田さん、韓国、台湾は戦争を想定、ソウルは横断歩道なし=みんな防空壕、それらと比べて、日本はアホ、戦争でもやろうかというものは妄想、技術的に戦争などアホ政治家・自衛隊・官僚に出来ない(笑)。制服組でも戦争はできない、核兵器について無知、要するに安倍氏らネトウヨ連中は戦争を知らずゲームとしてしかとらえられず、戦争になり日本国民は一丸とならず、指導者はおそらく戦争なら真っ先にトンズラ、橋下氏は本当の戦争だと真っ先に逃げて、自衛隊は戦争などできずやっているのは戦争ごっこ。

 西谷さん、日本は戦前、モスクワに攻め込まず、9条を生かしてロシアとウクライナの仲介をすべき、自民はそんなことはできないが、野党が勝っていたら出来ていたと説かれて、内田さん、安保廃棄は困難だが、アメリカのケツナメでないと示せたらそれはやれる、76年人を殺していない。西谷さん、タリバンはその点日本を褒めていて、本来なら東京、京都で和平はOKと説かれて、内田さん、基本的に平和志向の国なら尊敬されるのに、アメリカケツナメで世界から信用されていない。西谷さん、冷戦時ならともかく、今はおしかいと説かれて、内田さん、アメリカにとって日本はケツナメの捨て駒、武器を買ってくれる、自国の国益よりアメリカのためが安倍氏、アメリカから評価されても、国際的には評価されず、安倍氏、慎太郎氏ら日本を強くというのはケツナメ。

 内田さん、日本の総理はアメリカにとって代官、アメリカに逆らうと短命、内田さんは、安倍氏は愛国ではなく、自分が恋しい、加計学園、山口敬之氏らに配慮のもの、しかしプーチン氏も同様。ロシアの国際的な評価はなくなり、国際社会に倫理的なもの、大義名分がいるのに、ウクライナでジェノサイドなど大義名分にならず、国際社会で胸を張らないとダメなのに、ロシアの大使も国連で肩身が狭く、心からロシアは正しいと大使も思っていない、スターリンすら大義名分はあり、毛沢東もそう、世界にプーチン氏を賞賛する人間は、アメリカにちょっといるだけ(笑)。

 西谷さん、かつては国営メディアのみだが、今はネット、SNSで国民をだませないと説かれて、内田さん、スターリンのようなことはできないとプーチン氏理解していない。西谷さん、79年のソ連アフガン侵攻時、ゲリラは健闘、ソ連はパー、それと同じと説かれて、内田さん、大義名分のない戦争、兵士もやる気なし、西谷さん、同胞の攻撃は大変、ベトナムでも兵士にPTSD、それ以上だと説かれて、ソ連が潰れた理由はアフガン侵攻、ロシアもと説かれて、内田さん、まっとうな倫理的優位性は国を維持するのに必要なのに、ソ連はそれをなくしてパー。プーチン氏は賢いチェスのプレイヤーであったが、道義性ゼロ。西谷さん、湾岸戦争の際のフセインと同じと説かれて、内田さん、人気がなくなるとオーラがなくなる、西谷さん、クリミアをとったのも、トランプ氏を勝たせたのもフェイク。

 そして、私たちはどうすべきかと西谷さん問われて、内田さん、一市民の声の力がないことはない、一通のメール、写真が世界を変えて、EUはウクライナを助けないとというものになり、市民が政府を道義性に評価、市民が世界に与える影響力は小さくない。西谷さん、グレタさんも一人から訴えて成功と説かれて、内田さん、一人一人の力は小さくともまとまれば、国を動かす、政治家は国内世論=選挙を意識して、国際世論が大切。

 日本でもロシア大使館にデモ、ベトナム反戦のようになり、ベトナムでアメリカは倫理なしでベトナムにアメリカは負けて、一人一人、音楽、絵etcで戦争に抗議したらプーチン氏を追いつめられて、ロシアの世論でプーチン氏と闘うものに連帯、ロシア人が悪いのではない、プーチン氏を倒すために、国際世論は大切。

 そして、火事場泥棒で9条変えろ、核武装は現状追認、よりよい未来を作らず、橋下氏、安倍氏らは現実追認、新しいものを作る力はない、100年前は奴隷制度、女性に参政権もなく、それを阻害してきたのは安倍氏、橋下氏らの現状追認のクズ。西谷さん、参院選で自民、維新を落とさないと、と説かれて、内田さん、ウクライナをきっかけに国民が国際情勢に興味を持ち、国民一人一人が立ち上がるべきと締めくくられました。

 内田さんの、ウイットに富んで、かつ辛辣なお話、楽しかったです。我々も一人一人立ち上がり、プーチン氏、安倍氏らにいなくなってもらいましょう、以上、路上のラジオでした。