7月12日、カンボジアエアポート社の親会社であるヴィンチ社は、2019年上半期の乗客数について発表しました。カンボジアエアポート社が運用を行っている3つの国際空港(プノンペン、シェムリアップ、シアヌークビル)を合計して、600万6000人が利用しました。前年同期比で15.5%増加となります。内訳は、プノンペン空港が、前年同期比15.5%増の302万4000人、シェムリアップ空港が4.8%減の222万7000人、シアヌークビル空港が210.9%増の75万5000人となっています。
シェムリアップ空港の利用者の減少は、主に中国人客の減少によるものと見られます。中国人観光客は、全体では伸びているものの、シェムリアップよりも海岸沿いでカジノもあるシアヌークビルにシフトしつつあるものと見られます。また、米中貿易戦争の影響で中国経済がスローダウンしつつあることも影響しているものと見られます。
シェムリアップのアンコール遺跡を管理するアンコール・エンタープライズ社によりますと、2019年7月の入場者数は、2018年7月の18万5878人から19.7%減の14万9269人に大幅減少となりました。その主要因は、全体の38.9%を占める中国人の減少で、前年同月比32.9%減の5万8001人に激減しています。また、経済が不調となっている韓国人の減少も大きく、前年同月比27.4%減の6700人となっています。
米中貿易戦争を契機とした中国経済のスローダウンは、中国政府の発表よりも厳しいものと見られ、日本を始め、タイ等のアジア各国で中国人観光客の減少が始まっています。カンボジア政府が、中国一辺倒ではないバランスの取れた観光客誘致政策を進めていくことが期待されます。
(写真は、改修工事を完了したシアヌークビル空港ターミナル)
ヴィンチ社の発表(英文です)
https://www.vinci-airports.com/sites/default/files/cpvinci_va_traficq22019_vuk_vdef.docx.pdf
アンコール・エンタープライズ社の発表(英文です)
https://www.angkorenterprise.gov.kh/
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シェムリアップ空港の利用者の減少は、主に中国人客の減少によるものと見られます。中国人観光客は、全体では伸びているものの、シェムリアップよりも海岸沿いでカジノもあるシアヌークビルにシフトしつつあるものと見られます。また、米中貿易戦争の影響で中国経済がスローダウンしつつあることも影響しているものと見られます。
シェムリアップのアンコール遺跡を管理するアンコール・エンタープライズ社によりますと、2019年7月の入場者数は、2018年7月の18万5878人から19.7%減の14万9269人に大幅減少となりました。その主要因は、全体の38.9%を占める中国人の減少で、前年同月比32.9%減の5万8001人に激減しています。また、経済が不調となっている韓国人の減少も大きく、前年同月比27.4%減の6700人となっています。
米中貿易戦争を契機とした中国経済のスローダウンは、中国政府の発表よりも厳しいものと見られ、日本を始め、タイ等のアジア各国で中国人観光客の減少が始まっています。カンボジア政府が、中国一辺倒ではないバランスの取れた観光客誘致政策を進めていくことが期待されます。
(写真は、改修工事を完了したシアヌークビル空港ターミナル)
ヴィンチ社の発表(英文です)
https://www.vinci-airports.com/sites/default/files/cpvinci_va_traficq22019_vuk_vdef.docx.pdf
アンコール・エンタープライズ社の発表(英文です)
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