カンボジア経済

カンボジアの経済について、お堅い数字の話から、グルメ情報といったやわらかい話まで、ビジネス関係の方にお役に立つブログです

郵政公社によるオンラインショッピングプラットフォーム

2019年08月27日 | 経済
 8月16日、カンボジア郵政公社(Cambodia Post)等が運営する電子商取引サイト「ティンティン(Tinh Tinh)」が始動しました。サイトを運営する企業は、カンボジア郵政公社、地場IT企業パクサ・モバイル・ソリューションズ、中国の宅配便企業ZVSインベストメントの合弁会社「カンボジア・ポストEソリューションズ」です。初期資本金は150万米ドル(1億5900万円)で、出資比率はZVS50%、パクサ40%、郵政公社10%となっています。
 「Tinh Tinh」はクメール語で「買う 買う」を意味するとのことです。サイトはクメール語、英語、中国語の3カ国語表記となっています。商取引時の安全性確保については複数の金融機関から協力を取り付け、郵政公社とZVSとともに効率的な商品配送システムを構築しているとしています。
 郵政公社は、「地場の中小企業が世界で商品を販売する上で大きな役割を果たす」との期待を表明しています。開発途上国では、先進国が一歩一歩進めてきた技術開発の成果を一気に取り込んで、先進国を追い越していく「技術ジャンプ(蛙飛び)」と言われる状況を見ることがあります。カンボジアのITやECサイトは、この技術ジャンプの好例となりつつあるものと見られます。
(写真は、サイトより)

Tinh Tinh
http://web.tinhtinh.com.kh/



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コメント
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