幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

羽生善治「若手に負けぬための秘密の習慣」 "迷う時には「野生の勘」を大切に”

2015-04-14 01:10:49 | 生き方/考え方
http://president.jp/articles/-/14033
勉強といっても、私たち棋士にとっては、実戦の中から得るものがやはり大きいですね。新しいアイデアや発想のヒントを実戦から得て、それを日常の練習の中で掘り下げ、全体的な理解を深めていきます。

迷いもするし、きっぱりと割り切れないことも多い。私の場合、いろんな仕事の依頼がきますが、どれに重きを置けばいいのかなと思い悩むときがあります。本をたくさん書いたほうがいいのかな、とか、将棋をもうちょっと一生懸命やらなきゃいけないのかな(笑)とか。でも、先行きを心配しても仕方がないという諦観もあります。ただ、折々に判断を下すときに、私は人間が本来持っている「野性の勘」を大切にしたいと思っています。
http://president.jp/articles/-/14033
将棋では、過去に習い覚えたことがまったく役に立たない場面がしばしばあります。羅針盤が利かない状態が起こるのです。そうなると勘に頼るしかないのですが、世の中が便利になり、生活が快適になるほど、その勘は鈍っていくように思われます。ですから、勘を磨く習慣やトレーニングが必要だと思います。何をするかというと、「羅針盤の利かない」状況にわざと身を置くことです。

それほど大げさなことではありません。たとえば私は、初めて訪れる待ち合わせ場所などには、しばしば地図を持たずに行きます。住所だけを頼りに、頑張って考えたり、人に聞いたりしてこっちかな、あの道だなと勘を働かせながら歩くのです。昔はそうするのが必然でしたが、今はそういう機会は意識的につくらないとなかなかありませんね。

過去の経験や土地勘のないところでも目指すポイントを見つけ出せる、新たな違うことを生み出せるこうした能力がこの先重要視されるのかもしれません。ここは将棋がこの先どう変わっていくかについての一番のポイントだと思っていますが、将棋に限ったことではないかもしれませんね。

感想;
迷うことがたくさんあります。ある本に、「迷うということをどれを選択しても問題はない」との言葉もありました。後から思うと、あの時あれを選択しておけばよかったと思うことはしばしばあります。でも、その時はそれが一番よいと判断したのですからそれで良いと思うようにしています。「野生の勘」それはきっと、心に尋ねてそれを一番欲していると思っていることなのだと思いました。その時の選択には、ロゴセラピーで言う「良心」に基づく必要があるのだと思います。