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2015年04月17日 08:00 by Gow!Magazine編集部
30代の自分に対しての理想は「仕事もできるようになり、会社での居場所を見つけている」「公私共に充実し、余裕が生まれてくる」など、がむしゃらだった20代よりも自分らしく生きられるイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。
「30代うつ」は現代病
しかし現実では「30代うつ」なるものが増加の一途を辿っており、アラサーたちの心を蝕んでいるそうなのです。
香山リカ著『仕事中だけ《うつ病》になる人たち』(講談社)を参考に、「30代うつ」に陥りやすい性格をまとめました。
●その1:やればできる子
自分はやればできる子。
そんな自分を生かしきれない会社や、職場に対して、納得いかない気持ちがある。
●その2:打たれ弱い
ノッているときはいいのだが、ちょっとしたことでつまづくと、落ち込むと同時に不安、恐怖感、焦りといった感情に襲われる。
●その3:損な性格
性格はまじめで、デリケート。
そんな自分は遠慮がちで気遣いなので、損することも多く、そんな自分にストレスを感じている。
●その4:独創性がウリ!
他人と一味違った趣味を持ち、ライフスタイルもこだわるところはこだわっている。
●その5:役職とか肩書きは重いだけ
責任ある仕事を任されていても、「私にしかできない仕事なんだ!」といった使命感はない。
実は心のどこかで「いつ辞めるかわからないし」と思っている。
●その6:相手のために間違いは指摘する
他人の矛盾点や失敗には、我ながら目ざとい。
言わないとわからないだろうから、心を鬼にして指摘する。
相手のために言ったことであって、間違ったことは言ってないはずなのに、ちょっと落ち込む。
●その7:職場での体調不良率が高い
職場以外では動けるのに、職場に行こうとすると具合が悪くなる。
過呼吸、動悸、震え、頭痛、歩行困難、湿疹といった身体症状が強い。
良いときと悪いときの体調のアップダウンが激しい。
●その8:自分探しの途中
周囲が勝手に「そろそろ結婚は?」「責任ある仕事を!」と騒いでいるだけで、自分的にはまだまだ自分探しの途中。
●その9:衝動が強い
衝動買い、ギャンブル衝動、過食衝動、性衝動など、何らかの衝動が強い。
満たされないと虚無感に襲われる。
●その10:依存心が強い
恋人、親身になってくれる友人など特定の人への依存心が強い。
この近い人が自分のこと理解してくれないと、怒りすら湧いてくる。
「ひょっとして、わたしのことかも……」と思った人も多いのではないでしょうか?
そう、30代なら誰でもいくつか当てはまるのが、まさに「30代うつ」の恐ろしさです。
香山先生は著書『仕事中だけ《うつ病》になる人たち』の中で「気持ちが落ち込むこと、何かが計画通りにいかずに足踏みすることは、悪いことでも恥ずかしいことでもない。
マイナスの気分が襲ってきたときこそ、人生の深遠に触れ、自分の本当の力に気づくチャンス」と語っています。
自分の人生の舵を取ることができるのは、自分だけです。
そういった覚悟を持って、変動する現代を生き抜きたいものです。
感想;
30代だけに限定したことではないように思いました。ある面、自分を知ってることが、うつ病になるリスクがあるとのことで、対処することがそのリスクを減らすのではないでしょうか?疲れているなと思えば無理せずに身体を休めるとか。
著書『仕事中だけ《うつ病》になる人たち』
職場に行けないけど、好きなことならできるうつ病が増えていると言われています。
うつ病はいつ自分がそうなるかわかりません。うつ病になってから対処することはなかなか大変です。うつ病になっていない時にこそ、うつ病に対する抵抗力を高めることがうつ病に陥るリスクを減らすことになるのだと思います。