http://news.goo.ne.jp/article/dot/life/dot-2015041000051.html
2015年4月14日(火)
小児の白血病は約8割が治るようになった。大半が命を落とした30年前に比べると目覚ましい進歩に見えるが、小児がん治療をリードしてきた名古屋大学大学院・小児科学の小島勢二(こじませいじ)教授は「日本の治療レベルはまだ欧米に追いついていない」と話す。
日本で新たに小児がんと診断される子どもは年に2千~2500人。小児がんは一つひとつの疾患の患者数が少なく、いちばん多い白血病でも約700人です。
小児白血病はプロトコール(共通の治療指針)に沿って全国ほぼ同じ治療が実施されるようになっていますが、患者数が少ないだけに、特に難治症例は医師が十分な治療経験を積むことができない場合があります。その結果、患者は適切な治療を受けられていない可能性もあるのです。例えば小児に対する造血幹細胞移植は日本では約70の医療機関が対応していますが、そのうち半数は年間実施件数が5件にも満たない状況です。 小児がんに共通するこの問題を解消すべく、症例を集約させて診療経験を重ねる目的で「小児がん拠点病院」が検討され、2013年に15の医療機関が指定されました。年間症例数や専門的な医師の充実度、臨床研究などが選考基準になっており、現在は拠点病院を中心に地域における協力病院との連携が進められています。一般の治療法で対応できるものは協力病院、難治症例は拠点病院というように役割分担するなどして、小児がん医療全体の底上げを図ることが必要です。
中でも大きな課題は、現在治すことができない患者さんをどう救っていくかということ。がんは子どもの病死の原因のトップ、日本では毎日2人ががんで亡くなっていることになります。白血病も8割は治るのだからと考えてしまいがちですが、昨年発表された論文では欧米の先進国の治癒率は9割に達していると報告されています。この1割の差は、新しい有効な治療法の開発が積極的に進められているか否か。実際日本で治せなくて、海外での治療を希望する難治の白血病患者もいます。日本も大学病院を中心に治療に直結する研究を進めていく必要があるでしょう。親にとって最大の不幸は、子どもが亡くなること。治癒率を1割上げれば、約70人の子どもを救うことができるのです。
感想;
入院児童と遊ぶボランティアをやっていました。そこの病院は血液のがんの専門ということで、全国から子どもたちが集まっていました。お母さんが一緒でした。
がんの闘病は大人でも辛いものです。子どもたちにとってもとても辛いものです。そんな子供たちと土曜日午前中だけでも楽しく遊ばせたいとの活動でした。その時だけは、子どもたちはお母さんがいなくてもよいので、お母さんは自分の用事をすることができます。
そこに入院していた、よっくんがとてもすてきなポエムを残しています。
よっくんのポエムとお母さんの闘病記
よっくんのポエムは本にもなっています。本に書ききれなかった、お母さんの闘病記も上記のWebサイトに掲載しています。よっくんは12歳で亡くなりました。今は約8割が治ると言われていますが、2割はまだ治りません。よっくんはその2割に入ってしまいました。よっくんと一緒に何度か遊んだことがあります。お母さんはよっくんのことを多くの人に知って欲しいとの思いがあります。その一助になればと思い、よっくんのホームページを作りました。
よっくんが精一杯生きて来たことを知っていただけると嬉しいです。
ビーズとすず yoshi
ぼくは 今ビーズにこっている。
いろんな色のビーズをつないでいる。
丸く丸く作っている。
その中にすずを入れてみた。
すずはぼく。
まわりのビーズは、家族、友達、
先生、かんごふさん・・・。
いつもぼくを守ってくれている。
いつかぼくもビーズになる!