「しぐさと心理のウラ読み辞典」匠英一著 ”相手と自分の心理を知る”

・失敗を認めないのは自分のため
１）すっぱいブドウ；手に入らないとあのブドウはすっぱいと思う。
２）甘いレモン；第一志望の大学に入れず、第二志望の大学。人間関係が充実しているから満足と思う。好きだった男性に振られ別の男性と結婚、この男性と結婚できてよかったと合理化する。

・バッチリメイクをする女性の心理
１）対人意識の心理
２）自己満足の心理

・借金をしてまでもギャンブルがやめられない
１）快感の心理
２）スリルの心理
３）自尊心の心理（他で自尊心が傷つき、ギャンブルで勝つと自尊心に）

・試験の前日に部屋の掃除をしてしまう
　試験に自信がないために、自分に不利な条件をあえてつくって「言い訳」の材料を用意している。セルフ・ハンディキャッピングと呼ぶ。努力を控えれば、自分の能力の評価が明確にならないですむ。

・なぜあなたはいつもブランド品で着飾っているのか
１）素顔に自信がない
２）容姿に自信がない
３）学校の成績が悪い
４）運動神経がゼロ　　⇒ブランドでコンプレックスを隠そうとする心理が働く

・何度も会っている内に、恋の始まり
　接触回数が増えると好感度が増す。

・別れ際の立ち去るしぐさで相手のこころが読める
　別れた後、必ず一度振り返って手を振るか会釈する⇒好感度Up

・見ないでと言いながらスカートをはく女性
　足に自信がある
　男性の視線を集めたい
　私の方が似合っている

・あなたの嘘はバレている/しぐさからわかる嘘発見法
　手を隠す
　顔に触れる
　足を動かす
　体をもじもじさせる
　会話の調子が変化する
　対峙距離が離れていく

感想；
相手の心理を知るだけでなく、自分の行動を理解するのに役立つと思います。
例えば、相手に好きになって欲しいなら、その相手と一緒にいる時間を増やすことで共体験を増やす。
特に、一緒に恐い体験を経験すると親しくなると言われています。

ギャンブルから逃れ難いのも、勝った時の感覚の幸福感をまた味わいたくなるからなのでしょう。
ギャンブル以外での幸福感を味わうことを見つけることがギャンブルから遠ざかることなのかもしれません。