幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「精神科医が教える『うつ』を自分で治す本 薬を使わずに心をラクにする習慣と生き方」宮島賢也著 ”薬は対処療法”

2017-09-25 00:38:28 | 本の紹介
精神科医の僕が、自分自身のうつを卒業した経験や、たくさんの患者さんの診察をする中で、「病気治し」よりも「生き方直し」が大切だと考えるようになった理由とともに、僕がおすすめする、みやじっち流歩行禅(ときどき深呼吸、体を伸ばす)や、アフォーメーション(肯定的自己暗示)、健康づくりに役立つ運動の情報、食事や睡眠など生活上の見直しの提案をしています。
本のタイトル
1)心が苦しいなら「生き方直し」
2)うつうつとするなら、歩き出してみよう
3)食事や睡眠、暮らしの中で試すとステキなこと
4)苦しい生き方、「楽」に直そう
・オーバーペースはもったいない!?⇒無理しない
・自分が嫌いはもったいない!?⇒自分を好きになる
・やりたいことをやらないのはもったいない!?⇒やりたいことをする
・プレッシャーに縛られるのはもったいない!?⇒今のままで素晴らしい
・相手を変えようとするのはもったいない!?⇒相手を変えようとしない、変えるなら自分
・人と比べるのはもったいない!?⇒人と比べない、自分は自分
・闘うのはもったいない!?⇒相手は相手の考え方がある
・「諦めない」はもったいない!?⇒休みながら、人生を楽しみながら
・不安や心配はもったいない!?⇒過去より未来、未来より「今ここ」で
・家がリラックスの場所でないともったいない!?⇒生きててくれて、ありがとう
5)家族やパートナーがうつうつしていたら

問題提起したいこと
1)薬は症状を緩和する処置で、根本原因は治さない(=対処療法)
2)薬が症状を緩和することによって、根本原因が残ったままの場合が多い
3)薬を飲み続けることは、副作用や内臓疲労等、健康上のリスクを伴う

気づいた6つの大事なこと
1)医者は対処療法の専門家だが、「病気」や「健康」の専門家ではない
2)人の体と心と魂を分けて考えるのは不自然で、多くの病気の原因は苦しい「生き方」にあり、症状はそれを教えてくれる
3)心身の健康、自分の人生に関わるあらゆることは自分の選択によって選べる
4)いつでも、何歳からでも、何度でも選び直せる
5)長年の「生き方」を変えるには焦らないことが大切
6)まずは楽に、今のありのままで、生きている幸せに気がつくことが大切

・試して欲しいメンタルセラピー
・健康になる力は自分の中にある
・吸うより「吐く」を大切に

自分を肯定する
・自分が大切
・自分が無条件に大好き
・自分は自分でいいんだ
といった言葉を唱え、普段は意識していない自分の潜在意識にはたらきかけ、自己肯定感を高めることができます。

ハワイで生まれ、世界中に伝わっているセルフケア「ホ・オポノポノ」の4つの言葉
・ありがとう
・ごめんなさい
・ゆるしてください
・愛しています

3つの言葉
・私は今、生きているだけで素晴らしい
・自分が大好き
・私は自分を信じる

みやじっち・体が喜ぶ食事の四原則
1)病気を治すまでの短期決戦ではなく、一生続けるペース
2)腹七分、八分目の少食を喜びながら、感謝しながらいただく
3)午前中の「排泄の時間」を大切に、ブチ断食しながら1日1~2食
4)食欲がないときは無理に食べない

感想
薬は寝られないなど心身がすごく負担を抱えている場合にはやはり必要だと思います。
しかし、薬は風邪薬と同じで対処療法で、悩みの原因を癒したり、解決してはくれません。

認知療法が考え方を柔軟にするので効果があると報告されています。
人間関係で悩む人が多いため、対人関係療法でコミュニケーション力をUpさせます。

そして何より必要なのは、
1)周りを気にしない
2)人と比較しない
3)自分が好きになる
ができるようになることのようです。
そのためには、自分に暗示をかけることが必要なようです。

生きていることを感謝できるようになることが回復だと言われていた精神科医がおられました。
その方は、”内観”を実施され、多くの患者さんが感謝の気持ちを持たれて回復されていく患者さんを多く見てこられたそうです。
薬は症状を和らげるだけ。
カウンセリングはまた再発する。
ことを体験されたそうです。