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荒魂、和魂、幸魂、奇魂とは?

2023-09-20 08:22:08 | 社会
神社に行って説明板を見るとたまに
「○○神の荒魂を祀っています」
といった説明を見かけることはありませんか?
これは、神様の魂を祀っているということです。
例えば、伊勢神宮外宮にある多賀宮では、外宮の御祭神(メインの神様)である豊受大御神とようけおおみかみの荒御魂あらみたまが祀られています。

神様自体は本殿で祀っていますが、それとは別に魂を祀ることがあるんですね^^
これは、日本の神道の一霊四魂(いちれいしこん)という考え方が関係しています。
人の心は4つの魂からできていて、それをまとめているがひとつの霊(直霊なおひ)である、という意味です。
直霊が4つの魂をコントロールしているわけですね。
4つの魂は、荒魂あらみたま・・・勇
  • 和魂にぎみたま・・・親
  • 幸魂さちみたま・・・愛
  • 奇魂くしみたま・・・智
です。
「勇」「親」「愛」「智」は、魂の役割や機能のようなものです。
これらがバランスよく調和することで完全な形となるわけですね^^
それぞれの魂について説明します。

目次
  1. 荒魂
  2. 和魂
    1. 幸魂
    2. 奇魂

荒魂

荒魂は、魂が活性化され、荒々しい力を示す神霊です。
勇ましさ、向上心、前に進む力、達成する力を司っています。
非常に強いパワーを持っているので、神様の荒御魂を祀っている所で願うと、願いが叶いやすいと言われています。
お願い事をする時は漠然と祈るのではなく、強い気持ちを持ってハッキリと明確にお祈りすると良いかもしれませんね^^
ただし、お願い事は一般的に、私利私欲ばかりのものや、努力のいらない願望は叶いにくいとも言われています。
祈りは神様に依存することではありません。
自分でも努力することを神様に決意することや、他人の幸せにも繋がるようなことを祈れば、神意に適うかもしれませんね^^

和魂

荒魂が勢いのある神霊であるのに対して、和魂は穏やかな働きの神霊です。
平和、調和、想いやり、人と親しみ交わる力を司り、徳を備えています。
和魂は、荒魂と対極にあるわけですが、神様にはこのような二面性があるわけです。
地震や雷などの天災を起こしたり疫病流行らせたりといった荒々しく祟りを起こす側面(荒魂)があれば、五穀豊穣をもたらすこともある側面(和魂)もあるので、荒魂の力を鎮めて和魂に変えようと祀ったのかもしれませんね^^
和魂はさらに「幸魂」と「奇魂」に分けられます。
「一霊四魂」というように、荒魂・和魂・幸魂・奇魂は横並びの存在なのですが、幸魂・奇魂は和魂の作用を示したものなので、正確には横並びというよりも、和魂があったうえで幸魂・奇魂が働き、結果として四魂が働くという感じでしょうか?
幸魂・奇魂はこのような魂です。

幸魂

幸魂は、人を幸せにする神霊のことです。
優しさ、献身性、人を愛し育てる力を司ります。

奇魂

奇魂は、不可思議な力を持って、物事を成就させる神霊です。
智恵、真理を追及する力、物事を観察・分析し、悟る力を司ります。
幸魂と奇魂の関係も、母性(守る愛情)と父性(社会で生きる力を磨く厳しさ)という対称的な関係のように見えますね^^
一霊四魂という神道の霊魂観はまさに、人間の心の中にある関係ですね^^
いずれかの魂が活発な時はその性質が表に出てきます。
勇猛に前に進む人は荒魂、親和力の強い人は和魂、思いやりを持って人に接する人は幸魂、分析して真理を追究しようとする人は奇魂が強く出てきています。
そして、それぞれを磨きあげて成長することもできます。
偏った成長をすると乱れてしまいますので、バランスよく成長することが大事です。
神道はそういうことを神に見立てて大切にしていたのかもしれませんね^

5つ目の魂 精魂(くわしみたま) があり、5つの魂を統合することが大切だと古神道では言われています。

感想
ウイキペディアより
一般に、「一霊四魂」は古神道の霊魂観として説明されるが、実際には幕末以降に平田篤胤の弟子である本田親徳によって唱えられた特殊な概念であり、古典上の根拠は一切なく、明治以降に広められた特殊な霊魂観であり、神道辞典などには一霊四魂という名称さえ掲載されていない。
各魂の名称は記紀などによるもので、『日本書紀』の「神功皇后摂政前紀」には新羅征討の際に神功皇后に「和魂は王身(みついで)に服(したが)ひて寿命(みいのち)を守らむ。荒魂は先鋒(さき)として師船(みいくさのふね)を導かむ」という神託があったとある。また、神代には、大国主命のもとに「吾(あ)は是汝(これいまし)が幸魂奇魂なり」という神が現れ、三輪山に祀られたとある。『古事記』では、神宮皇后が、「墨江大神(すみのえのおおかみ)の荒御魂」を国守神(くにもりのかみ)として新羅に祀ったとある。
だが、それらの記述には、神には四魂があるとはどこにも書いていない。ゆえに、それらは別個に活動することがあるとまではいえるが、四魂があるとは言えない。一霊四魂説は、本田親徳とその後継者たちの神学的な解釈から生み出されたとみることもできる。 なお本居宣長は、「出雲国造神賀詞(いずものくにのみやつこのかむよごと)」に、三輪山の神は大国主命の和魂だとあることなどを根拠に、魂には大きく荒魂と和魂の2種があり、和魂にはさらに幸魂と奇魂の働きがあるとしており、四魂としてまとめてみるようなことはしていない。


情報は一つに頼っていると間違って理解するかもしれません。
いくつかの情報を確認することが必要ですね。

心と身体
それに精神を加えたり、魂を加えて人生を考えます。


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