・吉田松陰
死して不朽の見込みあればいつでも死ぬべし。
生きて大業の見込みあればいつでも生くべし
(死ぬことで不朽の仕事ができるなら、いつでも死に、生きて大業をなしとべっれるなら、生きるべきだ)
・手塚治虫
素晴らしい、もう満足しきった人生を送れば、
死ぬときにそんなに苦しまなくたっていいだろうなあ。
・藤子・F・不二雄
のび太
「生きているのがいやになった。」
ドラえもん
「いつものことじゃない。」
・向田邦子
物がおいしい間は、死んじゃつまりませんよ。
・日野原重明
命を使うと書いて「使命」といいます。
使命のある限り、生きる意味がある
・夏目漱石
借りた金を返す事を考へないものは幸福なる如く、
死ぬ事を苦にせぬものは幸福である
・正岡子規
悟りといふ事はいかなる場合にも平気で死ぬる事かと思つて居たのは間違ひで、
悟りといふ事は如何なる場合にも平気で生きてい居る事であつた。
・小林秀雄
自分も若い日に死のうと思ったことがある。
だが自分は死ねないということを学んだ。
僕の生命は僕の所有ではないからである。
・中原中也
(⇒クリックすると朗読を聞くことができます。革裘 はコートのことです)
短い生涯に350編ほどの詩を残した中原中也の作品の中でも、この『汚れつちまつた悲しみに・・・』は最も有名と言ってよいものでしょう。
・太宰治
人間は何か一つ触れてはならぬ深い傷を背負って、
それでも、堪えて、
そ知らぬふりをして生きているのではないのか。
・石川啄木
いくたびか死なむとしては死なざりし
わが来しかたのをかしく悲し
(何度か死のうとして結局死ななかった、自分の過去はおかしくもあり悲しくもある)
・西郷隆盛
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、仕末に困るもの也。
此の仕末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり。
西郷自身がそのような人物でした。
・宇野千代
よく生きることは、よく死ぬことでもある。
・高見順
傷ついたのは、生きたからである。
・さくらももこ
おれはぜんぜんこわくないね
死ぬときゃ死ぬんだ
先のことを悲嘆するより
今この酒がうまけりゃいいんだ
・石坂泰三
人生はマラソン、
短距離で一等もらってもしょうがない
・阿部次郎
死は生の自然の継続である。
最もよく生の後に最も悪き死が来る理由がない。・・・
死に対する最良の準備が最もよく生きることにあるは疑いがない。
・中村天風
明日死を迎えるとしても
今日から幸福になって遅くないのです。
・北杜夫
青年の観念的な死への傾斜は人生の始まりである
・吉田兼好
人皆性を楽しまざるは、死を恐れざる故なり。
死を恐れざるにあらず、死の近き事を忘るるなり。
(誰しも人生を楽しんでいないのは、死を恐れていないからだ。というより自分が死ぬことを忘れているからだ)
・むのたけじ
自殺を考えるのは、生きる力がまだ十分に残っている証拠である。
失意は発条である。
・吉川英治
ひとの生命を愛せない者に、
自分の生命の愛せるわけはない。
・新渡戸稲造
衆の為めに努むるを生命といふなり
死とは何事をもせざるの意なり
己を棄つるは凝れ生命の始なり
(人々のために努力をすることが生きるということであり、何もしないのは死と同じである。自分を捨てることこそから生は始まるのだ)
感想;
先人たちが”死”をどう考えていたのかは、自分の先達として頼もしい限りです。
まさに、死を考えることは生きることをより良くすることなのでしょう。
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