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「僕の狂ったフェミ彼女」ミン・ジヒョン著 ”女性が働くことの大変さ”

2022-08-18 15:41:14 | 本の紹介
この作品はあくまでフィクションですが、今私たちの蔓延する性差別、そしてそれにより後を絶たない現実の事件と、切り離すことのできない小説です。そんな社会の中で、毎日のように怒りと恐怖をを感じているフェミニストの女性と、何が起きているか全くわかっていないプチ・アンチフェミの男性の間に、愛というものが芽生え得るのか? 一見「そんなのあり得ない」と笑って流されそうな設定かもしれませんが、私にとってはとても重要な問題でした。

私がこの文章を書いている2022年1月、日本から伊藤詩織さんの損害賠償訴訟二審勝訴のニュースが聞こえてきました。当然のことなのに、安堵せざるを得ませんでした。そして、にもかかわらず、刑事事件では不起訴処分となった加害者の名誉棄損の主張が認められたという内容には、憤らずにはいられませんでした。

2022年1月25日、記者会見で伊藤詩織さんは言いました。「時間はかかるかもしれませんが、声を上げれば必ずどこかに届くと信じている」と。そして「助けてくれる人がいたのでここまでこられた」とも。

詩織さんのお蔭で私も改めて信じるようになりました。どんな惨憺たる状況の中でも勇気を持って声を上げる人がいる限り、それに共感し助ける人々がいる限り、きっと届きます。変わります。私たちが互いの頼もしい仲間でいる限り。

感想
この本で以下の言葉を知りました。

メガル
韓国の”メガル女”を「フェミニスト」と報じるのはアンフェア

韓国で猛威を振るうフェミニズム、文在寅政権で新たに「男女対立」が加わり激しい選挙戦に

ハンナム(ミソジニー的な考え方の男性を批判する呼称)
「僕の狂ったフェミ彼女」書評

この本を読み終わった感想は、「女性が男性社会で働くことの大変さ」は思う以上に大変だということです。

理解していない、しようとしない男性。
森元首相の度重なる女性蔑視的な発言。

女性の敵が女性にいること。
杉田水脈議員は詩織さんが訴訟したことに批判的なツイッターに”いいよ”を押していました。

詩織さんへの山口敬之準強姦犯(民事)の件でも、「誘われて飲みに行ったのが悪い」という人も多かったです。
準強姦した男が悪いのです。

先ずは理解することが始まりなのでしょう。

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