・多様な人材に任せることでしか、会社は成長しない
・上司の管理能力は、せいぜい、部下2~3人分
細かく首を突っ込まなければ、10~15人の部下を管理できる
モンゴル軍は、10人を一つの単位と考えて組織作りをした
・稟議制のデメリット
・意志決定に時間がかかりすぎる
・責任の所在があいまいになる
・職責が下位の社員に権限の一部を委譲し、業務を分担する
仕事を任せるときは、「権限の範囲」を社員に周知する
協議と同意は違う。「話し合いはするが、決定は一人で行う」のが、協議のルール
・部下に権限を与えた以上、「部下の決定」に口出しをしない
・女性の消費者が、多くいる以上、企業側にも女性が必要
性別、年齢、国籍を超え、多様な人材に任せることで、会社は強くなる
同質性の高いちーむを構成すると変化に対応できない
・部下に権限を与えたうえで、的確な指示を出す
「的確な指示」とは双方向のコミュニケーション
人を介するほど不確実性が増すようでは、権限を委譲できない
・ビジネスの世界は結果が悪ければ責任を取る必要がある
上司は結果責任を負う見返りに高給をもらう
故意や過失があろうとなかろうと上司は責任を取る
・「人間の能力や使える時間は有限である」ことを理解する
部下の仕事が「60点」なら、合格点とする
迅速に判断し、部下を信頼して、仕事を任せる
・部下を動かすには、部下に愛される上司になる
部下を動かすには、圧倒的な力の差を見せつける
部下を動かすには、必死に働いている姿を見せる
・集団は、「2割:6割:2割」で、3つのグループに分化される
「下位2割」のグループを排除する必要はない
部下に力を発揮させるには、時間と段階が必要
・適材適所をかなえるには、「部下の適性」を深く知る
いまがどんな局面なのか、「周囲の状況」を把握する
経験やインプットを蓄積し、「洞察力」を高める
・「長時間働く人は偉い」というのは間違った認識
上司のマネジメント能力が低いと、長時間労働になる
「評価基準」を変えなければ「労働生産性」は上がらない
・「リーダーの条件」を身につけるには、
「人」から学ぶ、
「本」から学ぶ、
「旅」から学ぶ。
・仕事を任せれれば、部下のモチベーションが上がる
一段高いところに登らされると、部下は自然と成長していく
仕事を任されたら、部下は責任を負い、やがて責任感もついていく
・人材の採用はCEOやCCOではなく現場に任せる
「自分と正反対」
「社内にいない」
「異質な人」
を採用する
・現代の企業は業務の一部を他企業に任せることも必要
アウトソーシングの判断基準は「コスト」と「コア・コンピタンス」
アウトソーシング先は理念を共有できる相手を選ぶ。
感想;
会社に勤めて、多くの上司の下で働きました。
仕事がやりにくい上司がいました。
そこで上司になった時には、それを反面教師としました。
①突然、「午前中にこれこれをやってくれ」と言われる。
仕事の予定が狂ってしまう。
②よく会議の日程変更をする。
③枝葉末節に拘る。
④会議で私が発言したことを否定する(だったら自分で全ての会議に出よ)
⑤学びの機会を与えない。
⑥会議にPCを持ち込みメールを確認することを禁じる
(会議は自分が関係するのは2~3割、後は聞いていればよいだけ)
この本を読み、やはり出来る上司は違うなと思いました。
「旅から学ぶ」
これはこれまであまりしてこなかったかと思います。
ただ、出張で出かけたときは、ちょっと足を延ばして、周辺を探索したら、その地域の観光地を出来る範囲で回っていました。部下にもそれを勧めていました。
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