慶喜の出陣中止が京を揺るがしていた。(ナレーション・草笛光子)
田中土佐「ぬしゃが行っては、事が荒立つ!」
佐川官兵衛「荒立てに参るのです」
神保修理「お待ちを! 今、覚馬さんたちが、出陣を促す殿の書状を持って城に向かっています」
佐川官兵衛「それではまた、あの食わせ者に丸め込まれる」
松平容保「朝廷からのお指図を待たねばならぬ。…今は、静まれ」
佐川官兵衛「ははあぁぁっ…」
泣く泣く引き下がる官兵衛。
結局、覚馬らは門前払い。
しかも、勝に
「幕府はもうダメだ。世界に目を向けてみろ。内乱なんかしていたら西洋列国に食いつぶされるぞ。徳川一家の繁栄と日本国の存亡。どっちが重いかよく考えてみろ」
一括され、返す言葉もなし。
会津は頑固者。義(幕府や朝廷への忠)や面子を重んじ、時代遅れの考え(古い体制)に囚われてしまっていた。
勝海舟・松平春嶽・一橋慶喜会談
長州との和議を勝に依頼。
勝と春嶽は、それを条件に、共和制(諸侯会議)を約束させる。
しかし、勝と春嶽の結託をも裏をかく慶喜の二枚舌。
(14代)将軍の喪に服すという理由で「兵を引き上げる」と言う勅命を引き出させた。
この国家の危機に内乱どころではない。幕府はもはや「死に体」、これからは共和制でないとやっていけない。
慶喜は、長州と戦いたくないという点では勝と春嶽と一致していたが、長州に負けるのは幕府の面目が潰れてしまうという理由だった。
保身と徳川家のことしか考えない慶喜が、「徳川家は一大名しか過ぎない」と言う二人と袂を分かつのは必然のことだった。
容保・慶喜会談
容保「信義に背いては、幕府から人心が離れまする」
慶喜「構わぬ!太平の世に胡坐をかいた幕府は、一度壊れた方が良い」
容保「何を仰せです」
幕府(徳川家)のため、必死に尽くしてきた会津(容保)は、怒りに震える。
官兵衛をこの場に連れてくればよかったのにねぇ。官兵衛の怒りの舞踏ぐらいでは、屁とも思わぬ慶喜だった。
一方、会津パート今週はダメダメだった。
会津の大火は、単に今週に引き伸ばしただけの視聴率稼ぎだった。
うらの娘・みねを探して右往左往するさい庄之助が負傷し、そのことで八重の尚之助への思いを再確認させるエピソードだったが、無理やり感がある。(実際、みねは家の中にいた)
その中で、うらがみねに厳しく当たった真相が八重の母により語られるが、これも取って付けたようなエピソード。
番組サイトの前話のあらすじのページで
「そんな淡い期待を胸に抱くうらですが、待てど暮らせどいい知らせは届かず…。次第に一人娘のみねに厳しく接するようになっていきます。イライラしていくうら、泣いてばかりいるみね」
とあるのに、「山本家を継ぐことになる娘に敢えて武家の娘として厳しく、自分に厳しくしていた」と語るのは、反則に近い。
せめて、うらが「武士の娘として厳しくしつけるつもりだったが、どこかでみねに当たっていたのかもしれない」と吐露した方が説得力がある。
「強くとも、鉄砲はただの道具。武士の魂がこもる剣や薙刀とは違います」
中野竹子(黒木メイサ)登場。文武に秀でた女性で八重のライバルとなるのか?
「あの人には、負けたくねえ」(八重)
京では二葉(市川実日子)が出てくると、なぜか和む。
「赤子は命の匂いがする」(覚馬) いい言葉だなあ。
孝明天皇崩御で次週へ
【ストーリー】番組サイトより
会津の大火のさなか、行方不明になっていたみね(豊嶋花)を三郎(工藤阿須加)が見つけ出した。そして、みねを捜しに火元近くをさまよっていたうら(長谷川京子)を、尚之助(長谷川博己)が救い出す。みねの無事を確認し、涙するうらの姿を見た八重(綾瀬はるか)は、うらがどうしてみねを厳しく叱るようになったのか本当の理由を知る。
そのころ都では、慶喜(小泉孝太郎)が将軍職を継ぐことが決まり、4年に及ぶ容保(綾野剛)の京都守護職が解かれようとしていた。ようやく願いがかない安堵(あんど)する容保。ところがその直後、喜びを打ち砕く悲報がもたらされる。
田中土佐「ぬしゃが行っては、事が荒立つ!」
佐川官兵衛「荒立てに参るのです」
神保修理「お待ちを! 今、覚馬さんたちが、出陣を促す殿の書状を持って城に向かっています」
佐川官兵衛「それではまた、あの食わせ者に丸め込まれる」
松平容保「朝廷からのお指図を待たねばならぬ。…今は、静まれ」
佐川官兵衛「ははあぁぁっ…」
泣く泣く引き下がる官兵衛。
結局、覚馬らは門前払い。
しかも、勝に
「幕府はもうダメだ。世界に目を向けてみろ。内乱なんかしていたら西洋列国に食いつぶされるぞ。徳川一家の繁栄と日本国の存亡。どっちが重いかよく考えてみろ」
一括され、返す言葉もなし。
会津は頑固者。義(幕府や朝廷への忠)や面子を重んじ、時代遅れの考え(古い体制)に囚われてしまっていた。
勝海舟・松平春嶽・一橋慶喜会談
長州との和議を勝に依頼。
勝と春嶽は、それを条件に、共和制(諸侯会議)を約束させる。
しかし、勝と春嶽の結託をも裏をかく慶喜の二枚舌。
(14代)将軍の喪に服すという理由で「兵を引き上げる」と言う勅命を引き出させた。
この国家の危機に内乱どころではない。幕府はもはや「死に体」、これからは共和制でないとやっていけない。
慶喜は、長州と戦いたくないという点では勝と春嶽と一致していたが、長州に負けるのは幕府の面目が潰れてしまうという理由だった。
保身と徳川家のことしか考えない慶喜が、「徳川家は一大名しか過ぎない」と言う二人と袂を分かつのは必然のことだった。
容保・慶喜会談
容保「信義に背いては、幕府から人心が離れまする」
慶喜「構わぬ!太平の世に胡坐をかいた幕府は、一度壊れた方が良い」
容保「何を仰せです」
幕府(徳川家)のため、必死に尽くしてきた会津(容保)は、怒りに震える。
官兵衛をこの場に連れてくればよかったのにねぇ。官兵衛の怒りの舞踏ぐらいでは、屁とも思わぬ慶喜だった。
一方、会津パート今週はダメダメだった。
会津の大火は、単に今週に引き伸ばしただけの視聴率稼ぎだった。
うらの娘・みねを探して右往左往するさい庄之助が負傷し、そのことで八重の尚之助への思いを再確認させるエピソードだったが、無理やり感がある。(実際、みねは家の中にいた)
その中で、うらがみねに厳しく当たった真相が八重の母により語られるが、これも取って付けたようなエピソード。
番組サイトの前話のあらすじのページで
「そんな淡い期待を胸に抱くうらですが、待てど暮らせどいい知らせは届かず…。次第に一人娘のみねに厳しく接するようになっていきます。イライラしていくうら、泣いてばかりいるみね」
とあるのに、「山本家を継ぐことになる娘に敢えて武家の娘として厳しく、自分に厳しくしていた」と語るのは、反則に近い。
せめて、うらが「武士の娘として厳しくしつけるつもりだったが、どこかでみねに当たっていたのかもしれない」と吐露した方が説得力がある。
「強くとも、鉄砲はただの道具。武士の魂がこもる剣や薙刀とは違います」
中野竹子(黒木メイサ)登場。文武に秀でた女性で八重のライバルとなるのか?
「あの人には、負けたくねえ」(八重)
京では二葉(市川実日子)が出てくると、なぜか和む。
「赤子は命の匂いがする」(覚馬) いい言葉だなあ。
孝明天皇崩御で次週へ
【ストーリー】番組サイトより
会津の大火のさなか、行方不明になっていたみね(豊嶋花)を三郎(工藤阿須加)が見つけ出した。そして、みねを捜しに火元近くをさまよっていたうら(長谷川京子)を、尚之助(長谷川博己)が救い出す。みねの無事を確認し、涙するうらの姿を見た八重(綾瀬はるか)は、うらがどうしてみねを厳しく叱るようになったのか本当の理由を知る。
そのころ都では、慶喜(小泉孝太郎)が将軍職を継ぐことが決まり、4年に及ぶ容保(綾野剛)の京都守護職が解かれようとしていた。ようやく願いがかない安堵(あんど)する容保。ところがその直後、喜びを打ち砕く悲報がもたらされる。