英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

東京紀行 その7「ssay」

2013-04-23 23:50:31 | 日記
 会うまでのnanaponさんのイメージは、男気があって、情に厚い………井筒映画監督。
 実際の風貌は、少し違うが、遠くはない。全体像としては、予想は「ほぼ的中」の部類に入るだろう。千葉県の方から、「俺はもっといい男だぞ」という声が聞こえてきそうだが、無視、無視……

 ということで、nanaponさんにはしばらく大人しくしていただくとして、迷子の私を救い後光が差すほどありがたく感じたssayさんが、ほったらかしだった。
 「その1」で少しだけ触れたが、ssayさんはnanaponさんの『即席の足跡』や渡辺竜王の『渡辺明ブログ』(しかし、ストレートな名称だな)で、名前をちらちら見かけ、その内容もなかなか鋭いなあと思っていた。その鋭さに接近するのをためらったが、ずっと気になる存在だった。
 その辺りの心境や、二人がアツアツになった経緯は、「その1」でも紹介した2011年9月17日辺り。リンクの記事を読んでいただけるとご理解いただけると思うが、ページが変わると読みにくいので、要点部分だけ引用します。

=======【引用】===============================
 彼の分析は鋭い。そして、彼は羽生ファンではない、こともあろうか渡辺竜王のファンなのである。羽生ファンではない渡辺竜王ファンである彼の鋭い眼で、ちょっと(ちょっとだよ)愚かな羽生ファンを斬られてしまうのではないかと心配していた時期もあった。断っておきますが、斬られると心配したのは「羽生ファン」であって、羽生二冠、おっと、三冠(笑)ではない。
 彼の存在は、nanaponさんを通じて意識していた。あとで判明したが、彼も私のことを意識していたらしい。私の場合、ファンの対象は違うが、時には辛辣、あるいは、余計なことをと思うような事を言ってしまう点で、似ていると思っていた。
 羽生ファンじゃない、鋭い、私と似ている……と言うわけで、「触らぬ神にたたりなし」で、チラ観するものの、正対したことはなかった。
 でも、彼の記事は、鋭くて、正直で、おもしろい。我慢しきれず、パンドラの小箱をあけるように、彼の記事にコメントをつけ…いい関係(笑)が続いている。う~ん、「盟友」と言えばいいのかな、ちょっと、くすぐったい関係。こういうことを書くと、某n氏により横から槍が飛んでくるかもしれない。
========================【引用 終】=============

 少し補足すると、この記事は羽生二冠が広瀬王位から王位を奪取し、三冠に返り咲いた時の記事であった。
 この後、某n氏から横やりが入ったのは言うまでもない。


 さて、「鋭くて、正直で、面白い」というssayさんの評価は今も変わらない。ただ、彼の記事やコメントを読んでいるうち、「正直」の延長線の先に「やさしさ」と「気弱さ」が見えてきた。
 nanaponさんを井筒監督と強くイメージしていたが、ssayさんには具体的なイメージはなかった。しかし、ssayさんにも具体的イメージを挙げたい。そこで、いろいろ思い浮かべた。やはり俳優がいいなあと、『相棒』や『八重の桜』や『平清盛』、レギュラーや主要人物だけでなく、脇役やゲスト出演をほとんどチェックしたが、該当する俳優はいない。
 そこで、今度は現在オンエアされている連続ドラマをいろいろ思い浮かべるが、やはり、ぴったりする人はいない。
 理論的で鋭くて正直で面白く優しい、それでいて少し気弱そうな役者さんていないものだな。本日、名人戦第2局の第一日だが、名人戦並みの長考に沈んでしまった。
 ならば棋士ではいないかな…………………………いた!

 山崎隆之七段
 なかなかナイスな人選だと思うが、どうだろうか?

 実際は……山崎七段とは違っていたが、優しそうで頭が切れそうで穏やか、イメージ通りだ。背が高くてスラッとしている。絶対女性にもてるはず。
 人の話をにこやかに聴き、同意したり補足してくれる。
 他人の話を聞くだけかと言うとそうではなく、時折、遠慮がちに「~~と思うんだけど」とか「~~なんだよね」と穏やかな口調で、それでいてしっかりした論旨を展開する。

 「やっぱり、ssayさん」なのである。
コメント (6)
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