英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2020年五輪開催地

2013-09-07 22:04:13 | スポーツ
今回、他の記事はもちろん、コメントレスよりこちらを優先しまうことをお許しください。とにかく、開催地決定までに記事をアップしないと、昼行燈状態になってしまうもので。

 明日早朝、いよいよ2020年五輪開催地が決定する。
 個人的には……そう「スポーツ好き」という本当に個人的な思惑から言うと、時差もないし、情報も詳細に得られるし、運営もそつがない東京に決まってほしい。
 少し引いて考えると、震災後、特に原発事故が、全く終息していない現状、苦しんでいる方々がいる中で、五輪と浮かれていていいのかなという思いもある。
 「いや、そんな時だからこそ五輪をする」という考え方もできるし、五輪の経済効果、誘致に大変な苦労をしてきた方々を思うと、やはり東京に決定して欲しい。

 でも、IOCの投票って変だからなあ。
 そもそもロビー活動が重要って変だ。
 五輪開催を決定する要素に、運営能力や五輪開催の意義などによって決定されるべきなのに、「何卒お願いします」という活動が、決定に入り込む。また、そのことが公然の常識となっているというのは歪すぎる。


 投票方式は、最初の投票で過半数の得票を獲得すれば決定。過半数の得票を得た候補地がない場合は、上位2都市で決選投票となる。
 まあ一般的な投票形式で、異論はない。しかし、この方式は、五輪誘致を目指していた人たちの方針と、本当に重要なこととにズレがあるのではないかと、つい最近、気がついた。
 もちろん、ダントツの支持が得られる場合は、「3都市のうち最も五輪開催にふさわしい都市」という評価が重要視される。
 しかし、3都市が拮抗して、初回投票で過半数を得票する都市がないという可能性が高い。となると,
「3都市で1番目か2番目に評価されること(最も嫌われないこと)」の方が重要なのではないか?
 たとえば、「東京が1番」と評価する委員が4割いて他の2都市を上回っていても、「東京だけは嫌だ」と思っている委員が5割を超えていれば、決選投票で敗れてしまうのだ。
 「東京が優位」という下馬評が流れ、危機感を持った他の2都市が、結託、いや共同戦線を張って、「最初の投票で自都市が3位になった場合、決選投票では東京以外の都市に表を入れるよう」ロビー活動を行っていたということだってあるかもしれない。

 汚染水漏れで、優位が怪しくなった東京だが、泣いても笑っても、あと数時間で結果が出る。笑って帰って来れるような結果が出てほしい。
コメント (9)
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