「このまま出頭して日高陽斗として殺害容疑の取り調べを受け、一生塀の中で過ごしますか?
それとも、私と協力して容疑を晴らし、無罪放免になる道を選びますか?」
「“容疑晴らす”って、あんた殺ったんでしょ?
……あなた殺したのよね?
”容疑を晴らす”ていうのは、やってない人の使う言葉よ。
やってないの?ひょっとして…」
「とっとと選べぇっ!」
「…………容疑を晴らす…方向で」
“容疑晴らす”という表現には引っかかりを感じた。彩子も同じで、問い詰めるが、日高(身体は彩子)に彩子の声で凄まれ、商談?成立……家宅捜索と取り調べへの打ち合わせをする。
証拠物件が入っている段ボール箱の受け渡しの段取りやスマホの見られたくないデータなどの削除。その間、彩子は自分が殺人事件の容疑者になってしまっている事実を思い知りながらも、何とか、事件に関する日高の思惑を聞き出そうとするが、日高ははぐらかす。
今後、日高が裏切り、彩子が逮捕される恐れもあるが、とにかく、今は逮捕されないことを最優先に、彩子の信念に反することになるが、証拠隠匿を行う……
………何とか家宅捜索や取り調べを乗り切り、二人は互いの身体と立場を取り換えて過ごす。
日高(身体は彩子)サイド
態度や雰囲気の違いを「路線変更です」と言って、やり過ごす。
何故か上手にメイクができ、本人より女性らしい日高(身体は彩子)
「なんか彩子ちゃん、今日、天使みたいなんだけど」は同居人(居候)の陸の言葉。
………………彩子の身体を堪能したようだし……
彩子(身体は日高)サイド
こちらはコメディ風
・中身は殺人鬼の彩子と二人きりになる陸の身を案じるが、日高の身体ではどうしようもなく(スマホは自分のではなく、鍵もない)、歯がゆさに身もだえる
・初勃起体験
・ちんぷんかんぷん状態の会議中、思わず「ダメだぁ!」と叫んでしまう。その声に、会議のメンバーはうろたえる…
・間違えて女子トイレに
・手汗がすごい
陸も彩子に違和感を感じたが、八巻(溝端淳平)も彩子の所作や態度に疑問を持つ
【溝端の彩子への疑問】
・ずっと敬語
・化粧している
・机の上を片付けている
・「絶対犯人は日高だ。手柄を上げる」と言っていたが、そんなに固執していない
・“セクハラ”が(北村一輝)のあだ名であることを忘れている
・耳たぶを触る癖に違和感
そんな中、お互い、ある思惑をもって対峙する
彩子は《あの陸橋の階段から二人で転げ落ちれば戻れるかも》と考え、実行するが元に戻れず。
日高の身体が重度のナッツアレルギーであることを利用して、《彩子(見かけは日高)を自殺に見せかけて殺害しようとする》も、彩子の非常ボタンを押すという脅しで難を逃れた。
日高には日高としての人生への執着がなく、日高の身体が逮捕されることもが命が絶えることも厭わない(実際、ナッツアレルギーで殺害しようとした)
自分は彩子の人生を切り離すことができないので、自分には勝ち目はない。
………どうしようもない窮地が身に沁み、悲嘆にくれている中、インターホンが…
………彩子の変貌に違和感を感じ、ある妄想に近い発想を確かめるために、八巻が来たのだ。
彩子の職員番号や同僚のあだ名や癖などを彩子(身体は日高)に言わせる。
その結果、「彩子と日高が入れ替わっている」という結論に達する!
「今までで一番のお手柄だよ」とドアホン越しに“いい子いい子”する彩子。地獄を味わっている彩子に、八巻は天使(救世主)に見えたかもしれない。
船の半券と八巻が日高(身体は彩子)から聞いた話から、奄美大島にまつわる入れ替わり伝説が何らかの関係があり、日高は何か知っていることが判明。(次話は奄美大島か)
やはり気になるのは、”容疑を晴らす”という言い回し。
彩子が言うように、”容疑を晴らす”というのは、やってない人の使う言葉。
だとすると、日高はそのシリアルキラー(過去の類似事件の犯人?)を追っていて、殺人現場に残されていた凶器の石を回収したという可能性もある。
しかし、現場で使用された匂いのない業務用の特殊洗浄剤は日高会社のごく一部の者しか入手できない。さらに、もし、パチンコ玉に付着していた組織片が日高が捨てた皮手袋のモノだったとしたら、やはり、日高が犯人という可能性が非常に強い。(洗浄剤については、五木樹里(中村ゆり)や営業取締役の富樫義貴(馬場徹)の可能性もある)
日高が日高の人生に執着しないのは、彩子の身体に入った日高自体が本来の日高ではなく、“月と太陽伝説”を利用した何らかの方法で日高と入れ替わっていた別人なのかもしれない。
今回、ナッツアレルギーで彩子(身体は日高)を殺害しようとした非情さを見せた(もしかしたら、彩子への脅しだけで、ギリギリの時点で処方薬を投与するつもりだったのかもしれないが)
【その他、気になったこと】
・病院でのやり取りの際、彩子のスマホのロケーション履歴をONにしていたが、あの時、そこまで気が回るのなら、日高のスマホのロケーション履歴もチェックするのでは?
・あの漫画は誰が書いたものなのか?
第1話、第2話、第3話
【ストーリー】番組サイトより
捜査一課の刑事・彩子(綾瀬はるか)と殺人事件の容疑者・日高(高橋一生)は、階段から転げ落ちた拍子に魂が入れ替わってしまった…。
彩子<日高>は日高<彩子>に「出頭して一生を塀の中で過ごすか、それとも自分と協力して容疑を晴らすか」と二者択一を迫る。仕方なく後者を選択した日高<彩子>は、彩子<日高>の指示通り、家宅捜索が入る前に日高のマンションからダンボール箱をこっそり持ち出す。中に入っていたのは連続殺人の証拠となり得る品々だった。身体が入れ替わってさえいなければ大手柄なのだが…。
なんとか家宅捜索を乗り切った日高<彩子>は、そのまま河原(北村一輝)の事情聴取を受ける。そして、その様子を別室で見つめる彩子<日高>と八巻(溝端淳平)。八巻は彩子の雰囲気がいつもと違うことを変に思って尋ねるが、「路線変更です」と煙に巻かれてしまう。
警察は日高が犯人である確たる証拠を見つけられないまま、秘書・樹里(中村ゆり)の素早い根回しで日高<彩子>を釈放。マンションに戻った日高<彩子>は、居候の陸(柄本佑)のことを考えた。一緒に暮らしている陸なら、きっと本物の彩子ではないことに気づいてくれるはずだ。
ところがその頃、陸は彩子<日高>と仲良く食卓を囲んでいて…。
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗
それとも、私と協力して容疑を晴らし、無罪放免になる道を選びますか?」
「“容疑晴らす”って、あんた殺ったんでしょ?
……あなた殺したのよね?
”容疑を晴らす”ていうのは、やってない人の使う言葉よ。
やってないの?ひょっとして…」
「とっとと選べぇっ!」
「…………容疑を晴らす…方向で」
“容疑晴らす”という表現には引っかかりを感じた。彩子も同じで、問い詰めるが、日高(身体は彩子)に彩子の声で凄まれ、商談?成立……家宅捜索と取り調べへの打ち合わせをする。
証拠物件が入っている段ボール箱の受け渡しの段取りやスマホの見られたくないデータなどの削除。その間、彩子は自分が殺人事件の容疑者になってしまっている事実を思い知りながらも、何とか、事件に関する日高の思惑を聞き出そうとするが、日高ははぐらかす。
今後、日高が裏切り、彩子が逮捕される恐れもあるが、とにかく、今は逮捕されないことを最優先に、彩子の信念に反することになるが、証拠隠匿を行う……
………何とか家宅捜索や取り調べを乗り切り、二人は互いの身体と立場を取り換えて過ごす。
日高(身体は彩子)サイド
態度や雰囲気の違いを「路線変更です」と言って、やり過ごす。
何故か上手にメイクができ、本人より女性らしい日高(身体は彩子)
「なんか彩子ちゃん、今日、天使みたいなんだけど」は同居人(居候)の陸の言葉。
………………彩子の身体を堪能したようだし……
彩子(身体は日高)サイド
こちらはコメディ風
・中身は殺人鬼の彩子と二人きりになる陸の身を案じるが、日高の身体ではどうしようもなく(スマホは自分のではなく、鍵もない)、歯がゆさに身もだえる
・初勃起体験
・ちんぷんかんぷん状態の会議中、思わず「ダメだぁ!」と叫んでしまう。その声に、会議のメンバーはうろたえる…
・間違えて女子トイレに
・手汗がすごい
陸も彩子に違和感を感じたが、八巻(溝端淳平)も彩子の所作や態度に疑問を持つ
【溝端の彩子への疑問】
・ずっと敬語
・化粧している
・机の上を片付けている
・「絶対犯人は日高だ。手柄を上げる」と言っていたが、そんなに固執していない
・“セクハラ”が(北村一輝)のあだ名であることを忘れている
・耳たぶを触る癖に違和感
そんな中、お互い、ある思惑をもって対峙する
彩子は《あの陸橋の階段から二人で転げ落ちれば戻れるかも》と考え、実行するが元に戻れず。
日高の身体が重度のナッツアレルギーであることを利用して、《彩子(見かけは日高)を自殺に見せかけて殺害しようとする》も、彩子の非常ボタンを押すという脅しで難を逃れた。
日高には日高としての人生への執着がなく、日高の身体が逮捕されることもが命が絶えることも厭わない(実際、ナッツアレルギーで殺害しようとした)
自分は彩子の人生を切り離すことができないので、自分には勝ち目はない。
………どうしようもない窮地が身に沁み、悲嘆にくれている中、インターホンが…
………彩子の変貌に違和感を感じ、ある妄想に近い発想を確かめるために、八巻が来たのだ。
彩子の職員番号や同僚のあだ名や癖などを彩子(身体は日高)に言わせる。
その結果、「彩子と日高が入れ替わっている」という結論に達する!
「今までで一番のお手柄だよ」とドアホン越しに“いい子いい子”する彩子。地獄を味わっている彩子に、八巻は天使(救世主)に見えたかもしれない。
船の半券と八巻が日高(身体は彩子)から聞いた話から、奄美大島にまつわる入れ替わり伝説が何らかの関係があり、日高は何か知っていることが判明。(次話は奄美大島か)
やはり気になるのは、”容疑を晴らす”という言い回し。
彩子が言うように、”容疑を晴らす”というのは、やってない人の使う言葉。
だとすると、日高はそのシリアルキラー(過去の類似事件の犯人?)を追っていて、殺人現場に残されていた凶器の石を回収したという可能性もある。
しかし、現場で使用された匂いのない業務用の特殊洗浄剤は日高会社のごく一部の者しか入手できない。さらに、もし、パチンコ玉に付着していた組織片が日高が捨てた皮手袋のモノだったとしたら、やはり、日高が犯人という可能性が非常に強い。(洗浄剤については、五木樹里(中村ゆり)や営業取締役の富樫義貴(馬場徹)の可能性もある)
日高が日高の人生に執着しないのは、彩子の身体に入った日高自体が本来の日高ではなく、“月と太陽伝説”を利用した何らかの方法で日高と入れ替わっていた別人なのかもしれない。
今回、ナッツアレルギーで彩子(身体は日高)を殺害しようとした非情さを見せた(もしかしたら、彩子への脅しだけで、ギリギリの時点で処方薬を投与するつもりだったのかもしれないが)
【その他、気になったこと】
・病院でのやり取りの際、彩子のスマホのロケーション履歴をONにしていたが、あの時、そこまで気が回るのなら、日高のスマホのロケーション履歴もチェックするのでは?
・あの漫画は誰が書いたものなのか?
第1話、第2話、第3話
【ストーリー】番組サイトより
捜査一課の刑事・彩子(綾瀬はるか)と殺人事件の容疑者・日高(高橋一生)は、階段から転げ落ちた拍子に魂が入れ替わってしまった…。
彩子<日高>は日高<彩子>に「出頭して一生を塀の中で過ごすか、それとも自分と協力して容疑を晴らすか」と二者択一を迫る。仕方なく後者を選択した日高<彩子>は、彩子<日高>の指示通り、家宅捜索が入る前に日高のマンションからダンボール箱をこっそり持ち出す。中に入っていたのは連続殺人の証拠となり得る品々だった。身体が入れ替わってさえいなければ大手柄なのだが…。
なんとか家宅捜索を乗り切った日高<彩子>は、そのまま河原(北村一輝)の事情聴取を受ける。そして、その様子を別室で見つめる彩子<日高>と八巻(溝端淳平)。八巻は彩子の雰囲気がいつもと違うことを変に思って尋ねるが、「路線変更です」と煙に巻かれてしまう。
警察は日高が犯人である確たる証拠を見つけられないまま、秘書・樹里(中村ゆり)の素早い根回しで日高<彩子>を釈放。マンションに戻った日高<彩子>は、居候の陸(柄本佑)のことを考えた。一緒に暮らしている陸なら、きっと本物の彩子ではないことに気づいてくれるはずだ。
ところがその頃、陸は彩子<日高>と仲良く食卓を囲んでいて…。
脚本:森下佳子
演出:平川雄一朗
>すごい英さん♪2話目でこんなに考察できるってさすがだわー
ありがとうございます。
レビューを書くので、“がっつり”観ています。それと、展開も面白いので、いろいろ予想しながら観ています。
>レビュー大変なのにごめんね(笑)でも〜楽しみ(笑)
ありがとうございます。
でも、レビューは大変です(笑)