夏
つきをだに あかずとおもひて ねぬものを ほととぎすさへ なきわたるかな
月をだに あかずと思ひて 寝ぬものを 時鳥さへ 鳴きわたるかな
月が隠れてしまうのがもったいないと思って寝ずに眺めていたものを、時鳥まで鳴きわたってきたことよ。
月影がすばらしく寝てしまうのも惜しまれるほどであったのに、さらに時鳥の鳴き渡る声まで聞こえて来て、夏の夜の風情を満喫しているというところでしょうか。
夏
つきをだに あかずとおもひて ねぬものを ほととぎすさへ なきわたるかな
月をだに あかずと思ひて 寝ぬものを 時鳥さへ 鳴きわたるかな
月が隠れてしまうのがもったいないと思って寝ずに眺めていたものを、時鳥まで鳴きわたってきたことよ。
月影がすばらしく寝てしまうのも惜しまれるほどであったのに、さらに時鳥の鳴き渡る声まで聞こえて来て、夏の夜の風情を満喫しているというところでしょうか。