衣うつ
かぜさむみ わがかりころも うつときぞ はぎのしたばは いろまさりける
風寒み わが狩衣 うつときぞ 萩の下葉は 色まさりける
衣うつ
風が寒いので、夫への思いをこめて夫の狩衣を砧で打っていると、萩の下葉はいっそう濃く色づいて秋の寂しさを感じさせるのです。
「狩衣」は、男性貴族の平服であった「かりぎぬ」のことで、和歌の中では「狩衣」と歌われました。いわゆる「歌語」ですね。拾遺和歌集(巻第三「秋」 第187番)にも採録されています。
衣うつ
かぜさむみ わがかりころも うつときぞ はぎのしたばは いろまさりける
風寒み わが狩衣 うつときぞ 萩の下葉は 色まさりける
衣うつ
風が寒いので、夫への思いをこめて夫の狩衣を砧で打っていると、萩の下葉はいっそう濃く色づいて秋の寂しさを感じさせるのです。
「狩衣」は、男性貴族の平服であった「かりぎぬ」のことで、和歌の中では「狩衣」と歌われました。いわゆる「歌語」ですね。拾遺和歌集(巻第三「秋」 第187番)にも採録されています。