ふくかぜに ちりぬとおもふ もみぢばの ながるるたきの ともにおつらむ
吹く風に 散りぬと思ふ ももぢ葉の 流るる滝の ともに落つらむ
吹く風に散ったと思うやいなや、紅葉の葉はどうしてこうも早く、急流とともに流れていってしまうのだろう。
ストレートには詠み込まれていない作者の心情を推し量るなら、美しい紅葉が散ってしまって、せめて散った先の川面にとどまっていてほしいのに、早瀬に乗ってあっという間に流れて行ってしまうのを惜しむ気持ち、というところでしょうか。
ふくかぜに ちりぬとおもふ もみぢばの ながるるたきの ともにおつらむ
吹く風に 散りぬと思ふ ももぢ葉の 流るる滝の ともに落つらむ
吹く風に散ったと思うやいなや、紅葉の葉はどうしてこうも早く、急流とともに流れていってしまうのだろう。
ストレートには詠み込まれていない作者の心情を推し量るなら、美しい紅葉が散ってしまって、せめて散った先の川面にとどまっていてほしいのに、早瀬に乗ってあっという間に流れて行ってしまうのを惜しむ気持ち、というところでしょうか。