【亶】 という字の下の部分は 【且】 ではなく 【旦】 であり、旁(つくり)が 【亶】 である字も、 【擅】 【羶】 【檀】 【壇】 など、みな 【旦】 が正しいようです。
ところが、 【氈】 は 「漢検 漢字辞典」 では 【且】 となっていることに気づき、更に調べて見ると、なんと 「漢字必携」 では 【旦】 の方が標準字体で、 【且】 と書く方が許容字体とされていました。 「辞典」 には異体字等の表示もなく、記載されているのは 【且】 の方だけです。私は 「必携」 がリニュアルされた 「要覧」 を持っていないのでそちらは確認できないのですが、最近発刊された 「分野別 精選演習」 の巻末資料でも上記と同じ扱いですので、おそらくは 「要覧」 も同じでしょう。
また、これと似た現象 (「現象」というのも変ですが) として、 【渣】 という字はもちろん 【且】 が正しいですが、パソコンではフォントによって 【且】 と表示されたり 【旦】 と表示されたりすることがわかりました。
フォントによる表示の違いはさておくとしても、特に 【氈】 について、「必携」 と 「辞典」 とで扱いが異なるのは気になります。漢検の採点基準は、「『要覧』による」 のですから 【氈】 はどちらで書いても良いのでしょうし、となると 【亶】 を含む字はすべて 【旦】 の方で書くと覚えておけば良さそうですが、本来正しい字はどちらなのでしょうね?
ちなみに、「漢語林」 と 「大漢和辞典」 を調べたところ、どちらも見出しは 【旦】 の方になっており、 「必携」 の取り扱いと一致しています。結局のところ 【氈】 については 「漢検 漢字辞典」 だけが取り扱いが違うようなので、もしかすると 「辞典」 の誤記(許容字体ではあるのですから「誤記」は言いすぎかもしれませんが)なのかもしれませんね。
ところが、 【氈】 は 「漢検 漢字辞典」 では 【且】 となっていることに気づき、更に調べて見ると、なんと 「漢字必携」 では 【旦】 の方が標準字体で、 【且】 と書く方が許容字体とされていました。 「辞典」 には異体字等の表示もなく、記載されているのは 【且】 の方だけです。私は 「必携」 がリニュアルされた 「要覧」 を持っていないのでそちらは確認できないのですが、最近発刊された 「分野別 精選演習」 の巻末資料でも上記と同じ扱いですので、おそらくは 「要覧」 も同じでしょう。
また、これと似た現象 (「現象」というのも変ですが) として、 【渣】 という字はもちろん 【且】 が正しいですが、パソコンではフォントによって 【且】 と表示されたり 【旦】 と表示されたりすることがわかりました。
フォントによる表示の違いはさておくとしても、特に 【氈】 について、「必携」 と 「辞典」 とで扱いが異なるのは気になります。漢検の採点基準は、「『要覧』による」 のですから 【氈】 はどちらで書いても良いのでしょうし、となると 【亶】 を含む字はすべて 【旦】 の方で書くと覚えておけば良さそうですが、本来正しい字はどちらなのでしょうね?
ちなみに、「漢語林」 と 「大漢和辞典」 を調べたところ、どちらも見出しは 【旦】 の方になっており、 「必携」 の取り扱いと一致しています。結局のところ 【氈】 については 「漢検 漢字辞典」 だけが取り扱いが違うようなので、もしかすると 「辞典」 の誤記(許容字体ではあるのですから「誤記」は言いすぎかもしれませんが)なのかもしれませんね。
いつもありがとうございます。
私もデザイン差なのかなと思って確認したはずなのですが、ご指摘の箇所は見過ごしていました。確かに【且】と【旦】の関係と類似と言えそうですね。
記事に書いたどの字も【且】と【旦】どちらでも正解になるのかもしれませんね。試してみたい気もします(笑)が、でもまあ、やはり全部【旦】で書いた方が無難ですかね。
引き続きよろしくお願いします。
おはようございます。
まったく的外れなことなのかも
しれませんが、こんのものを
見つけました。
漢字必携一級の290ページ
右下です。いわゆるデザイン差
ということで不俱戴天の「俱」が
例示されています。
ちなみに、今パソコンで
「ふぐたいてん」と打つと、
「不俱戴天」と「不倶戴天」が
変換候補に出てきました。
余計に混乱させてしまったかもしれません。