いくよしも あらじわがみを なぞもかく あまのかるもに おもひみだるる
いく世しも あらじわが身を なぞもかく 海人の刈る藻に 思ひ乱るる
よみ人知らず
そう長くは生きられないであろうわが身なのに、どうして漁師が刈る藻のごとく思いが乱れるのであろうか。
余命を自覚したことに伴う心の乱れを詠んだ歌ですが、「乱れ」の比喩として「漁師が刈る藻」というのは少し珍しいでしょうか。刈った藻が海辺に散乱している状態を想定しているのでしょう。
いくよしも あらじわがみを なぞもかく あまのかるもに おもひみだるる
いく世しも あらじわが身を なぞもかく 海人の刈る藻に 思ひ乱るる
よみ人知らず
そう長くは生きられないであろうわが身なのに、どうして漁師が刈る藻のごとく思いが乱れるのであろうか。
余命を自覚したことに伴う心の乱れを詠んだ歌ですが、「乱れ」の比喩として「漁師が刈る藻」というのは少し珍しいでしょうか。刈った藻が海辺に散乱している状態を想定しているのでしょう。