基本的には、 【そそ・ぐ】 は水などをそそぐこと、 【すす・ぐ】 は洗うことでしょうから、別段混同しなくてもよさそうなものなのですが、 【そそ・ぐ】 という言葉に洗う意味もあったりもして、あらためて問われると私は漢字によってはどちらだかわからなくなります。なので例によってまとめてみたのですが、よくよく調べたらますます混同しそうになりました。(笑)
(かっこ内は、「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページです。)
< 【そそ・ぐ】 と読み、 【すす・ぐ】 との読みがないもの。>
【沃】 (1522) 準1級配当
【注】 (1038) 常用漢字
【澆】 (344)
【瀉】 (655)
【濺】 (903)
【灌】 (248) 準1級配当
【灑】 (556)
<【そそ・ぐ】 【すす・ぐ】 両方の読みがあるもの。>
【雪】 (878) 常用漢字
ただし、【そそ・ぐ】 と読む場合も、水などをそそぐ意味はなく、 「汚名を雪(そそ)ぐ」 など、【すす・ぐ】 の意味ですね。
【漑】 (190) 準1級配当
ただし、【すす・ぐ】 は 「必携」 のみで 「辞典」 には記載がありません。
【洒】 (547)
ただし、【そそ・ぐ】 は 「必携」 のみで 「辞典」 の 【洒】 の項には記載がありませんが、【灑(そそ)ぐ】 の項に、「『洒ぐ』とも書く」 との記載があります。
<【すす・ぐ】 と読み、 【そそ・ぐ】 との読みがないもの。>
【漱】 (937)
【滌】 (1094)
【濯】 (995) 常用漢字
特に 【灑】 と 【洒】 は 【瀟洒/瀟灑】 (しょうしゃ) や 【灑掃応対/洒掃応対】 (さいそうおうたい) などのように、どちらを書いても良いとされている場合が多いと思いますが、訓読みは上記の通り扱いが違うのですね。
と言う訳で、整理してはみたものの、余り分かりやすくはなりませんでした。(汗)
(かっこ内は、「漢検 漢字辞典」初版の掲載ページです。)
< 【そそ・ぐ】 と読み、 【すす・ぐ】 との読みがないもの。>
【沃】 (1522) 準1級配当
【注】 (1038) 常用漢字
【澆】 (344)
【瀉】 (655)
【濺】 (903)
【灌】 (248) 準1級配当
【灑】 (556)
<【そそ・ぐ】 【すす・ぐ】 両方の読みがあるもの。>
【雪】 (878) 常用漢字
ただし、【そそ・ぐ】 と読む場合も、水などをそそぐ意味はなく、 「汚名を雪(そそ)ぐ」 など、【すす・ぐ】 の意味ですね。
【漑】 (190) 準1級配当
ただし、【すす・ぐ】 は 「必携」 のみで 「辞典」 には記載がありません。
【洒】 (547)
ただし、【そそ・ぐ】 は 「必携」 のみで 「辞典」 の 【洒】 の項には記載がありませんが、【灑(そそ)ぐ】 の項に、「『洒ぐ』とも書く」 との記載があります。
<【すす・ぐ】 と読み、 【そそ・ぐ】 との読みがないもの。>
【漱】 (937)
【滌】 (1094)
【濯】 (995) 常用漢字
特に 【灑】 と 【洒】 は 【瀟洒/瀟灑】 (しょうしゃ) や 【灑掃応対/洒掃応対】 (さいそうおうたい) などのように、どちらを書いても良いとされている場合が多いと思いますが、訓読みは上記の通り扱いが違うのですね。
と言う訳で、整理してはみたものの、余り分かりやすくはなりませんでした。(汗)