たちわかれ いなばのやまの みねにおふる まつとしきかば いまかへりこむ
立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む
在原行平
お別れをして私は因幡の国に去ってしまいますが、あちらの峰に生える松ではありませんが、あなたが私を待っていてくれると聞いたならば、すぐに帰ってきましょう。
業平の兄行平が 、つとに有名な歌で 0023 以来久々に登場。因幡国に地方官として赴任するに際して、都の人々との別れを惜しんで詠んだこの歌は、百人一首第16番にも採録されています。
この歌が古今和歌集巻八「離別歌」の巻頭。0405 まで41首の巻となります。引き続きおつきあいください。^^
いつもご来訪いただき、またこうして折々にコメントを頂戴しまして、大変嬉しく、また励みに思っております。本当にありがとうございます。 ^^
「感動」とまでおっしゃられてしまうと何やら面映ゆいですが、「なんとしても続けるぞ!」みたいな悲壮(?)な思いを持たずにやって来たのがかえってよかったかなと思っています。
それにしても、こうして続けてきても、和歌の世界を多少なりとも分かったような気にはまったくならないですね。^^;;
本当に奥深い世界です。
可能な限りこつこつと続けていきますので、気の向かれた際にはどうぞまたご来訪ください。よろしくお願いいたします。m(_ _)m