すがるなく あきのはぎはら あさたちて たびゆくひとを いつとかまたむ
すがる鳴く 秋の萩原 朝たちて 旅行く人を いつとか待たむ
よみ人知らず
じが蜂が鳴く秋の萩原を朝にたって旅に出る人を、いつ帰って来ると思って待てばよいのか。
「すがる」はじが蜂の古名で、腹部がくびれていることから女性に喩えられます。愛しい女性の旅立ちに際し、名残を惜しむと同時に、帰って来る日を今から待ちわびる気持ちを詠んでいます。
すがるなく あきのはぎはら あさたちて たびゆくひとを いつとかまたむ
すがる鳴く 秋の萩原 朝たちて 旅行く人を いつとか待たむ
よみ人知らず
じが蜂が鳴く秋の萩原を朝にたって旅に出る人を、いつ帰って来ると思って待てばよいのか。
「すがる」はじが蜂の古名で、腹部がくびれていることから女性に喩えられます。愛しい女性の旅立ちに際し、名残を惜しむと同時に、帰って来る日を今から待ちわびる気持ちを詠んでいます。