映画のサイトを見ていて、この夏、ぜひ観てみたいと思った映画があった。
こちらにいる限り、叶わないことなので、DVDが出たら購入しようと考えていた。
そしたら、いつもお世話になっている方のブログに、その映画のことが紹介されていた。
500人が一度に命を落とした事故。
昭和で最大の大惨事だと思う。
高校時代のことだった。
日本は、世界一平和で、安全で、美しい国だと教えられてきた。
そう、大人が自慢げに話していた。自分たちが作り上げてきたのだと。
体制に反抗しつつも、自分たちの力の無さを目の当たりにして、
やるせない気持ちが募っていくような、日常を過ごしていた。
僕たちが、そんな時に起きた事故。
平和で安全?どこが?
同じ日本列島で起きたことでさえ、何も手を出すことすら出来なかったじゃないか?
あまりに情けなくて、悔しくて、無力感に打ちのめされた記憶があります。
こちらに来てから、仕事で出張していた時のことでした。
取引先の人が、お昼休憩の時に、話してくれました。
「昨晩、世界の衝撃映像100選という番組をしていてね、
日本のものも出ていたよ。大震災と飛行機事故が出ていたよ。」
「そうなんだ。震災は僕の生まれ故郷なんだ。」
(しばらく、大震災の話をした後。。)
「そういえば、飛行機事故は、日本の空軍の飛行機と衝突して、
民間機が操縦不能になったと言っていたよ。」
「え?」
「整備不良が原因だと言われているよ?」
「そうなんだ。でも、番組ではそう言っていたよ。」
その時、何を言っているのか、理解できなかったけれど、
あの事故の真の原因は、諸説があることが、後でネットで調べてわかった。
誤撃説、衝突説。。。
政府ぐるみで、隠ぺい工作をしている。。などなど。。
今の僕には、何が真実で、真実じゃないのか、全くわからない。
ただ、事実は、
『海外では、あの事故は、
「自衛隊の航空機との衝突が事故の原因の可能性がある。」
と、報道されている。』
ことである。
なぜ、日本の事故が、海外でこのように報道されているのかも、
僕には、わからない。
この映画が、20年以上も経ってから、映画やドラマとして放映できるようになったのも、
案外、それが理由なのかもしれないと、勝手に考えたり。。