北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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特別公開

2010-07-24 22:37:28 | 函館



今年開館100周年を迎えた、「函館中華會館」へ行ってきた。
普段は外観のみしか見られないのだが、開館100周年を期に、期間限定で特別公開されている。

箱館と中国の関わりは古く、安政元年(1854年)のペリー来航の際に、広東人である羅森という人物が通訳補佐として同行し、安政6年(1859年)の箱館開港に際しては、同じく広東人である、陣玉松という人物が、昆布の買い付けのためにやってきたとされている。

その後、祖国を離れてやってきた華僑達の手によって、「同徳堂」という建物が建立されたが、明治40年(1907年)の大火によって類焼。3年後の明治43年(1910年)に、レンガ造りの現在の「中華會館」が同じ場所に建立され、現在に至っているとされている。
内部は、関帝廟(かんていびょう)という、三国志で有名な「関羽」を祀る廟として作られており、釘を一本も使用していないことでも知られている。
登録有形文化財及び函館市景観形成指定建造物に指定されていて、かつては一般公開されていたが、入場者の減少や建物の老朽化などを理由に一般公開を休止。2010年現在、外観のみ見学可能となっている。

行ってみての感想としては、中国の歴史に触れる機会が普段無いに等しいので、どんな所なのか楽しみにしていたけれど、教科書には載っていない貴重な資料も多数所蔵されていて、函館と中国の、長く深い関わりを感じることができました。
特別開館は8月23日(月)まで行われています。





写真は、会館の中で引いた「おみくじ」。
最近は旅行で大きな神社に立ち寄ると必ず引いているので、ここでも興味を持って引いてみました。
内容は、日本のおみくじにはない「上吉」で、「功名も富貴も才能が作る。人に先んずれば成功する」とありました。
37歳になった今としては、考えさせられる内容かもしれません。


今日はこの後ベイエリアへ移動。
カフェレストランに寄ってノンアルコールビールを飲んだ(相手は普通のビール。因みに時刻は午後4時頃)のだけど、ノンアルコールだとわかっているのに、酔わないまでも、なんか頭がボーっとした感じになっちゃいました。
でも、美味しかったので、今度別な所で飲んだら、写真付きで紹介します。
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