先日の記事で、「はこだて検定」初級で出題された、西部地区の坂の整備と、幾度となく函館の町を襲った大火との関係を問う問題について、「ブラタモリ」第3巻に分かり易い解説が載っていると書いたが、これの他にもう一つ、やはり「ブラタモリ」第3巻を読んでいれば解けた問題があることに気付いたので、またまたご紹介。
こちらは、上級の問題です。
問 亀田半島の海岸地形の記述のうち、誤っているのはどれか。
1~3.略
4.陸島である函館山には、海岸段丘は見られない。
この4について、文章には「函館山」とあるけれど、山麓まで、早い話が西部地区一円が範囲と言うことで考えてよいと思われます。
私はこの問題、「そんなことないんじゃないの」と思って4を選んだのだけど、実は、「ブラタモリ」第3巻に載っていたばかりか、このブログでも紹介していました。
八幡坂と基坂の間にある「日和坂」。
「ブラタモリ」では、この坂において、函館の地形の歴史が語られていました。
(このブログではこの記事で紹介していました)
番組では、陸地が波により浸食され、その後の気候変動により海水面の高さが上下し、また新たな波が陸地を浸食してという過程を繰り返す中でできた、階段状の段差が黄色の線で紹介されていましたが、これこそが、「ブラタモリ」名物の一つとも言える「海食崖」、即ち「海岸段丘」の側面なのです。
このことについても、「ブラタモリ」第3巻に、分かり易い絵付きで紹介されています。
写真のこの位置に限って言えば、今でこそ坂が緩やかに整備されて、海岸段丘であることは一目ではわからなくなっているけれど、この日和坂に限らず、西部地区の坂は、ある程度の距離を登ると、少しばかり平坦な地形になっていて、それを過ぎるとまた急な斜面になってということを繰り返している坂が多く、そのような階段状の地形もまた、元は海岸段丘であったことを示す痕跡ということなのです。
ウーン、侮れないぞ「ブラタモリ」第3巻。
函館を含む道南編は、全体のうち40頁しかないけれど、来年以降の検定でも、参考書としてオススメできると思います。
こちらは、上級の問題です。
問 亀田半島の海岸地形の記述のうち、誤っているのはどれか。
1~3.略
4.陸島である函館山には、海岸段丘は見られない。
この4について、文章には「函館山」とあるけれど、山麓まで、早い話が西部地区一円が範囲と言うことで考えてよいと思われます。
私はこの問題、「そんなことないんじゃないの」と思って4を選んだのだけど、実は、「ブラタモリ」第3巻に載っていたばかりか、このブログでも紹介していました。
八幡坂と基坂の間にある「日和坂」。
「ブラタモリ」では、この坂において、函館の地形の歴史が語られていました。
(このブログではこの記事で紹介していました)
番組では、陸地が波により浸食され、その後の気候変動により海水面の高さが上下し、また新たな波が陸地を浸食してという過程を繰り返す中でできた、階段状の段差が黄色の線で紹介されていましたが、これこそが、「ブラタモリ」名物の一つとも言える「海食崖」、即ち「海岸段丘」の側面なのです。
このことについても、「ブラタモリ」第3巻に、分かり易い絵付きで紹介されています。
写真のこの位置に限って言えば、今でこそ坂が緩やかに整備されて、海岸段丘であることは一目ではわからなくなっているけれど、この日和坂に限らず、西部地区の坂は、ある程度の距離を登ると、少しばかり平坦な地形になっていて、それを過ぎるとまた急な斜面になってということを繰り返している坂が多く、そのような階段状の地形もまた、元は海岸段丘であったことを示す痕跡ということなのです。
ウーン、侮れないぞ「ブラタモリ」第3巻。
函館を含む道南編は、全体のうち40頁しかないけれど、来年以降の検定でも、参考書としてオススメできると思います。