北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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本当は全部喋りたかった~その1~

2018-01-04 20:04:27 | 函館
24日の「FMいるか」開局二十五周年記念番組で組まれた「函館ぶらり 上・級・散・歩」という企画では、函館市内若しくは近郊で好きな場所を一つ選定してほしいと言われていました。
いただいた企画書には「『ブラタモリ』の超縮小版」と書かれてあり、どこにしようかなと色々と考えた結果、基坂を上って元町公園に至るルートを選定しましたが、事前連絡で、尺が十分程度しかないと聞かされていたので、全部を喋ることは難しいなと思いつつ、どの方向に話が飛んでもいいように、予め現地視察(もう何度も行っているので「視察」も何もないのだけど)をしておこうと思って、事前に行ってみました。

というわけで、基坂から元町公園に至るルートをおさらい。





先月13日の記事でも書いたけど、私はこの眺望が好きなのです。
リンクさせた記事に、夏に撮った写真を掲載してあるけれど、夏の澄んだ青空に映える函館山の緑を見ていると、本当に心が落ち着きます。
番組では、冬の白い雪が青空に映える様子も素敵なのではとパーソナリティーさんに言及していただいたのだけど、確かにそれもそのとおりかなと思います。





基坂の途中には、五稜郭の建造で知られる武田斐三郎が教鞭を取った学問所、「諸術調所」の跡地を示す表示板が設置されています。





表示板の向こうの広い敷地は、観光バスの駐車場として活用されています。





もう少し坂を上ると、「箱館」の名前の由来を示す表示板も。
この二つの表示板については、放送の中で、僭越ながら「函館(箱館)の歴史上重要な意味を持つ場所」と紹介させていただきました。





ここにも何度も来ているけれど、この一面の雪景色を見て、「アメリカ横断ウルトラクイズ」ファンの私は、ここで「バラマキクイズ」をやったら楽しそうだなあと思ったりも。
注:さすがにそれは放送では言及してませんよ。(笑)





坂に足跡のようなものが残ってますね。
犬が駆け上った(もしくは駆け降りた)のかな・・・。





写真の建物。
古い住宅地図によると、ここには、旧函館市立病院の看護婦さんの寮があったそうなんだけど、この建物も病院関連だったのかな・・・。
今は使われていないそうです。

因みに、「旧函館区公会堂」の前身、1907年の大火で焼失した町会所は、ここにあったとされています。






何度か紹介している、ペリーの像がある「ペリー広場」。
かつては「市立函館病院」があった場所で、2000年12月に同病院が現在地へ移転した後、広場ととして整備されました。








このペリー像は、ペリーの生誕地である、アメリカロードアイランド州ニューポート市にあるペリーの全身像をモデルとして、函館出身の彫刻家小寺真知子さんが2002年に制作しました。
放送では、可能であればこの広場についても言及したかったのだけど、それだと元町公園について話す時間が削られてしまうので、それはやめにしました。

ということで、この広場を出て坂に戻ると、その上にあるのが、最終目的地である「元町公園」です。
コメント
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