![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/4c/0b6534a97fe9daae2ce136faa7a577c9.jpg)
函館市内を走る「国道278号」。通称「漁火(いさりび)通り」と呼ばれる道路です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/04/8d3e9f34a9b4425cbd93c0518f6d1be3.jpg)
ご覧の通り、何の変哲もないごく普通の道路なのだけど、そこは歴史深く、興味深いエピソードが多数存在する函館。
実は、写真のこのあたりは、日本初の有料道路という話があります。
大正時代、僧侶から還俗した松岡陸三という人物が道路用地を購入し、松岡が経営する自動車会社が砂利を敷いて専用道路とし、乗合自動車や一般走行車両から通行掛金を徴収していたのだそうで、それが、日本初の有料道路だということのようです。
現在の国道278号は、1970年(昭和45年)に国道に昇格する以前、開拓時代から様々な変遷を経て整備されてきた歴史があり、当時松岡陸三が整備していた道路の範囲というのは、整備された道路用地のなかのごく一部(合致していない可能性もある)なのだろうけど、そうした歴史の過程においてこのようなエピソードがあったというのは、関係する仕事に従事している立場として、大変興味深く感じられました。
似たようなエピソード、他にももしかしたらあるかもしれません。