釧路駅の北口、鶴居村や弟子屈町へ通じる道道53号という幹線道路。
その道道沿いに、気になる建物が。
「ハロンズ釧路」というのは、帯広市で開催されている「ばんえい競馬」の場外馬券売場なのですが、その下にある「釧路日劇」という看板に注目しました。
昨日の記事で、かつて末広界隈にあった劇場の跡地について紹介しましたが、劇場があったのは末広界隈だけではなく、釧路駅北口にも存在していたのです。
「日劇」とは、「釧路東宝日本劇場」のことで、劇場のあった建物が、現在このような用途で使用されているのです。
古い地図によると、「日本劇場」の隣には「帝国劇場」という劇場があったとあります。
ということは、右側の駐車場のあたりということなのですかね。
その道道53号と接続する、通称「三十間道路」こと「柳町公園大通」。
二つの幹線道路が交わるところに、大きなホテルが建っています。
「釧路ラスティングホテル」というホテルで、ここを通る度に、いずれ釧路を離れた後、また遊びに来る機会があったら泊まってみたいと思っていますが、そういうことではなくて・・・、
古い地図によると、ちょうどこの駐車場の辺りに「パール座」という劇場があったそうです。
「パール座」で検索してみると、東京の高田馬場にあった、「名画座」と呼ばれた劇場がヒットしました。
「名画座」というと、「三本立て」という関連ワードを聞いたことがありますが、釧路も同じようなものだったのでしょうかね。
(以上の場所はこちら)
劇場とは関係ありませんが、ホテルの横には、古き良き時代の飲み屋街と思われる小路が残っていました。
今でも営業している店はあるのでしょうか。
場所は変わって、こちらは、幣舞橋を渡った「南大通」。
「ぎょれん」こと、「北海道漁業協同組合連合会」の建物ですが、古い地図によると、この辺りには、「グランドシネマ」という劇場があったそうです。
名前のとおり、地図を見ると、結構大きな建物だったようですが、上映作品も多かったのでしょうかね。
(場所はこちら)
少し進んだところにある、北海道のコンビニ「セイコーマート」。
その隣には、「南映劇場」という劇場があったそうです。
「南映」という名前は初めて聞きましたが、どのような作品が上映されていたのかな。
図書館で読んだ本に載っていた写真には、時代劇と思われる作品の看板が出ていました。
(この場所はこちら)