北の風に吹かれて~独り漫遊記~

町歩きを中心に、日々の出来事を綴ります。 
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狐小路

2020-03-07 18:26:16 | 札幌

 

札幌中心部のアーケード街「狸小路」。

名前の由来については、明治時代、ここから近い薄野地区に公設の遊郭があったのに対し、この地域には私娼(いわゆる売春婦)が多く、彼女たちが言葉巧みに男たちを誘い、大金を巻き上げるその騙し方が、狸の化かしよりも上手だったということから、いつしか通りの通称が「狸小路」となったとか、実際に本物の狸が生息していたからとか、諸説あるようです。

ところで、よく「狸」と対になるように登場する動物が一つありますね。

そう、それは「狐」です。武田鉄矢さんがCMに出演しているカップ麺に象徴されるように、よく「狸」と「狐」は対になる形で出てくることがあります。

 

 

 

 

「狸小路」の西1丁目アーケードと交差する道路。

実はこの辺りが、「狸小路」に対して「狐小路」と呼ばれていたことがあったそうです。

名前の由来は、「狸小路」の説と同様、娼婦に関することのようで、夜な夜な現れる娼婦たちが男たちを言葉巧みに誘うその姿を女狐になぞらえて、いつしかこの通りが「狐小路」と呼ばれるようになり、今でも、知る人ぞ知る通称として残っているそうです。

札幌市内にはここの他にも、養狐場(「養鶏場」とか「養豚場」はよくありますが、「養狐場」というのは初めて聞きました)が近くにあったことから、同じく「狐小路」と呼ばれていた場所もあるようですが、そこはもう少し調べてみて、確信が持てる状態になった時点でぜひ行ってみたいと思います。

 

(通称「狐小路」はこの辺り

コメント
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