JR札幌駅からそれほど離れていない所にある「札幌諏訪神社」に行ってきました。
道内では少ないが、全国で「お諏訪さま」として親しまれている、長野県の「諏訪大社」を総本山とする神社で、明治11年(1878年)に長野県から入植した人々が心の拠り所として、同15年(1882年)に諏訪大社からの分霊で小さな祠を建てたのが起源とされています。
自分で書いていていうのもなんですが、「お諏訪さま」と呼んで親しまれる信仰があるんですね。そういえば、中島公園近くにある、札幌護国神社の境内社である「多賀神社」も「お多賀さま」と呼ばれているようです。
この神社で話題なのが、この「花手水」。
行ってきたのは6月中旬でしたが、今年は、冬の寒い時期から実施していたそうです。
新型コロナウィルス感染対策として手水の使用が中止される中、訪れた人の心を和ませる、大変素敵な試みだなと思います。
この碑は・・・、何かな?
台座部分が札幌軟石で造られているというこの碑は、この神社の「建社記念碑」。
一つ上の写真で確認できる名前のうち、「上島正」という人物は、明治10年(1877年)に東京から札幌に入植し、札幌では初となる、米作りを成功させた人物だそうです。
狛犬の建造も明治39年(1907年)、歴史がありますね。
諏訪神社は、夫婦の神とされる「建御名方命(たけみなかたのみこと)」と「八坂刀売命(やさかとめのみこと)」を祀っていることから、縁結びでも有名になっているほか、数多くの御子神を儲けた神様でもあることから、子宝祈願や安産祈願にご利益があるとされています。
昨年放送された「発見!タカトシランド」環状通東駅エリア編で、ゲストの松井珠理奈さん(SKE48)が、同じく縁結びで知られる「西野神社」へ行きたいとアンケートに書いたところ、さすがに西野はエリア外で遠いということで、同じ御利益のあるこの神社へ、トシさんに連れられてやってきていました。
西野神社は、福山雅治さんがコンサートで札幌に来た際に参拝し、その後めでたく結婚されたというエピソードでも話題になっていますが、番組でお二人に対応した神職さんの話によると、福山さんは、西野神社だけでなく諏訪神社にも参拝に来ていたのだそうで、お神籤を、大吉が出るまで引き続けていたのだそうです。
因みにそのときの神職さんは、札幌出身のお笑いコンビ、トム・ブラウンのみちおさんと同級生だそうで、そのことで、先輩芸人であるトシさんに思いっきり馬鹿にされて(と言うより罵られて)いました。勿論冗談でだけど、このくだりは見ていて面白かったです。
札幌諏訪神社のもう一つの見どころが、この御神木。
札幌市が保存樹にしているヤチダモとハルニレで、こちらもまた、さながら夫婦のようとして、人気を集めています。