西区と手稲区の界に、「宮の沢」という町があります。
札幌には、似たような名前で「宮の森」という町があり、そちらは、「北海道神宮」に由来するということのようですが(「ようです」の意味はこちらを)、それを知ると、「宮の沢」の「宮」って何なんだろうと思います。
ということで、やって来たのがこちら。
以前、雪深い正月三が日に来たことがあります。
ものすごい急な階段を登っていきます。
神社の紹介はこちらを御覧いただければと思いますが、明治5年(1872年)、旧仙台藩白石城主片倉家の士族である「三木勉」らが、入植していた現在の白石区からこの地に移住し、小さな祠を祀ったことが、「宮の沢」の地名の由来とされているそうです。
その小さな祠が、現在の上手稲神社の起源とされているそうで、ルーツは「宮の森」と同じく、神社に由来するということですが、「宮の沢」の「沢」は、今でこそ開発が進んで宅地となっていますが、元々は、近くを流れる「中の川」という川の沢地であったことによるそうです。
上から見た参道の階段。
いかに急であるかが分かります。これだもの、雪深い冬はこの参道が閉鎖されるのは理解できますね。
琴似ほどではありませんが、ショッピングセンターもあり、賑わう町となっています。
宮の沢は、平成11年(1999年)に地下鉄東西線が延伸され、利便性が向上しました。
その頃は、まだ今ほど開発も進んでおらず、周辺に更地が多かった気がしますが、この20年で目覚ましい発展を遂げた地区と言ってよいと思います。
バスターミナルと接続していて手稲方面へバス路線が充実していることもあり、通勤通学の時間帯は、バスから乗り継いでくる乗客も含めて結構な混雑になります。