FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

Deteriorates,manuscript  and I

2016-12-21 06:00:57 | 43
一部で話題のポリパテの話

パテって何語?英語だとフィラーだよね
パテと言って思いつくのはフランス料理
ワタシがはじめてポリパテに出会ったのは
HJのエルガイムの別冊sだから1984年
MAX渡辺さんがフルスクラッチしたエルガイムMkⅡを
別冊用に原稿を書くときに見直したら
ポリパテが劣化して、何らかの対処が必要
と書かれておりました
ポリパテとは厄介なものでありますなぁ
あ、そういえば、このころだよなぁ
模型作り始めたの
当時は模型用のポリパテは出始めで
フルスクラッチの人達は
板金用か何かを使っていたんだと思う
地元の模型屋で売ってるのを見たけど
それは今のエポパテみたいな
AとBを同量混合するタイプだったけど何か様子がおかしいので
ナイショで触ってみると、主剤がカチカチになってました
その後土筆レジンと言うところから
小さなチューブが出て
ワタシはそれを買いました
何に使ったかなぁ
オリジナルのガンダムを作ったりもしたっけ
いま土筆レジンを検索しても
ガレキしか出てこない
うえの本に出ていた広告のショット




メリテルとポリテルってどう違うのよく分からんかったです

で、土筆レジンのポリパテ

白い主剤と、黄色い硬化剤で
混ぜると黄色くなるのは今のタミヤと同じ
その本のエアブラシのコーナー

うーむハンドピースって言ってる
こっちの方が正しい表現だよなエアブラシって技法の名前だもんな

話は走り幅跳びして
ヒゲさんの造形百科

その広告


ホビースポット ユウと平泉洋行
平泉洋行のFPと言う樹脂を小澤さんはすごく肩入れしてたけど
普及しなかった。しなかったと言うより、彼しか使わなかった。
実際に手にしたことはないけど、おゆまるくんみたいなもんだったんじゃないかな

この1984年、ガレキと言うものにビックリしました
だってプラモ800円の時代に29,800円ですもの
で、ガレキを制作するの慣れた人達の前に出てきたのが
ツクダのジャンボフィギュア これがレジンではなくて
PVC系の樹脂 レジンに慣れていた雑誌のライターたちはコレに手こずるんですな
中にはレジンで抜いて作例をやってたりして何やってんだか(笑)
ワタシはそんな、不人気さ加減だったので
安売りで買ったルパン三世に、メタルプライマーを吹いてあっさり完成させたのでした
いやプライマー吹いちゃえば別段どうと言うこともなかったです
さてポリパテに話を戻しますかね
今ではモリモリもすべすべも普通に模型店で入手可能ですが
土筆レジンが姿を消したころは
モリモリやすべすべは、東京の模型店でないと
買えませんでした
ででたのがTAMIYAのでっかいチューブ
これは硬化剤が緑色で、

こんなの今でも買えるみたいですね
今使っているのはこれ

某Q&Aで、ポリパテに瞬着を入れると、食い付がよくなる
と言う話をしたら、なんかこのテクニックを知らない人から
ずいぶんとたたかれた
なんで??
コレを知ったのは1986年
小田雅彦さんがZガンダムのキュベレイのスクラッチで紹介していたもの
まずは

ポリパテは口を上に向けて絞り出す
こうするとポリパテ中のオイルが
流れ出さないので、ポリパテが長持ちするのだそうです

ナイフで切る

硬化剤を混ぜる

画面中央あたりの透明なのが瞬着
半分に分けて半分にだけ混ぜます

4分後 右の瞬着無しの方はまださらさら
しゅんちゃく入りの左はもう固まりかけています

8分後、左はもうこんな感じ

拡大
格段に瞬着入りは、硬化が早いです
完全に硬化すると、普通のヤツより硬くてちょっと
もろくなります。
前出のタミヤのでかいチューブですが
コレに瞬着を入れてはいけません
硬化しなくなります
原因は不明です

おまけ
ポリパテは結局薬剤の反応熱で固まるので
硬化を早めようとしたら
塗装用の乾燥機に入れてやると早く固まります



コメント (2)
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