FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

浦和と山吹町とワタシ

2022-07-23 06:00:00 | 今日の一枚

タナカ(タナカワークス)というモデルガンメーカーから
旧ソ連の制式拳銃 トカレフTT-33がモデルアップされるという予告が出たのは

今年の6月


今月15日に発売になったようです

このモデルガン
もともとは新宿区の山吹町にあった
ハドソン産業の金型を引きついて生産されたもののようです
タナカは同じくハドソンのデザートイーグルも改修して再版してまして
なかなか、えらいメーカーなのです
発火システムはセンターファイヤーと呼ばれる
後撃針方式
ただし改造防止のために
ファイアリングピンは樹脂


で。この白いファイアリングピン
うーん ポリアセタールかなぁ
ジュラコンとかデルリンと呼ばれるものでしょう
ただね、これ成形する段階でなら着色が可能なのですが
何で白いまま成形したのかしら
まあ、一袋25kgを使い切るほどファイアリングピンを成形しないか
ただ、一部の製品でタナカ病とでも言うべき

バレル破損があるのが残念
ワタシは20年ぐらいまえに
SIG P226で同じ目に遭いました
初期不良なのでメーカーにいってスペアパーツをもらうか修理に出しましょう

ワタシはパーツを買いましたけどね
あれねぇ、破片を貼り会わせると

貫通バレルができてしまうんですよ

非常によろしくないです



これトカレフのオリジナル設計というよりは

いくつかの銃を混ぜ合わせてトカレフ流のアレンジをしていて
原型となった銃の一つは
ブローニングが設計したFN M1903だと思う
これのフレームをベースにWW1に広く普及した.30モーゼル弾を撃てるように
銃身周りの機構をM1911から持ってきて
機構部分はまると外せるようなアレンジがしてある

トカレフとうのは共産主義国らしく工数を省く
西側の製品だったら削って処理される辺りはきのに関係ないので
未処理で残す(笑)
この画像は月刊GUN1979年4月号から
スペインからのレポートで
Firebiedというドイツのメーカーからでた
9X19mmのコンバージョンキットを組んだもの
でモデルガンに話を戻すと
トカレフのモデルガンといえば
中田
御徒町にある、軍曹品のお店
中田商店がモデルガンを出していた時代の一品
これの発売は古く

1967年頃らしい
大薮春彦先生の工作員もの
俺に墓はいらない(1969)
で主人公の身元を探る敵組織の雇われ人が
このモデルガンを使って脅そうとする
主人公はそれを見破るんですが
銃を調べるくだりで
ソ連のトカレフのようだが仕上げがよすぎる
果たしてTOKYONAKATAと刻印があった
モデルガンだ
とほめてんだか何だかわからん描写で登場します

これは1990年代に入って、昔のモデルガンを紹介する記事
多分設計は六人部氏
中田商店のモデルガン事業を引きついたマルシン工業という会社が
やはり御徒町にショップを出していて
そこで

このマガジンを箱に入れて売っていたのは1983年頃だったか
何のマガジンか知らなくてスルーしましたけど
後に先輩に話したらなんで買っておかなかったんだと怒られました(笑)
銃身分離タイプなので昭和52年の規制以降は
生産販売ができなくなったモデルですが
そのころのGUN誌を見てももう広告などには乗っていない
いる頃まで作られたものなのかしら
1993年ハドソン産業

時代は下って1993年ハドソン産業が
プラでトカレフをリリースします
先輩がそれよりずっと前にハドソン産業に遊びに行ったときに
トカレフをプラで出すんだ
と設計担当者(外注)が図面を書いていあたそうですが
その人の右手には中田のトカレフがしっかり握られていたそうです(笑)
まあMGCと対立していた御徒町グループは
販売はいろんな会社だったとしても
作っていたのは同じところということがあったようです
現に中田商店型リリースされていた
南部14年式はのちにハドソンが売っています
トカレフで分からないのは

スライドのセレーション(溝)
M1911みたいなのもあれば下のフルートみたいなものある
トカレフにはTT30とTT33の違いかと思ったら
そうでもないらしい
タナカのトカレフは基本はハドソンですが
快調な動作のためにかなりの改修が入っているらしい
今買おうかどうかを迷っています
ワタシとしては
ハンガリーがエジプト軍向けに作って
トカジプトという名前を付けたけど
エジプト軍には採用されなかったという 

 


トカジブトを待つことにします
サードバーティからグリップだけでも出してくれないかしら
ちなみにこのトカジプト

ハンガリー製のはずですが
先の西ドイツのFireBirdがほとんど同じものを売っていたようです
ハンガリーで作ったパーツを西ドイツで組み立てていたのかしら

今日はいつもにましてとりとめがなくてスミマセン
コメント
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