FORTY THREE-SEVEN

43カーモデルとその他の事柄
その他の方がたぶん多い

オークションと文房具とワタシ

2021-07-21 06:00:00 | 今日の一枚
ヤフオク戦線異状あり
高値安定とは言いませんが
落札価格がたいていは読めたんですよ
これならだいたいこれくらい
オールドガーバーの相場が変動しつつあります


ガーバーのフォールディングハンターというのは
作家の大藪春彦先生が愛用したことで、
我々一般人にも知れ渡るようになりました
それまでガーバーは、シースナイフを作っていて
フォールディイングナイフはこれが初挑戦
基本はダイスに使われていたSUS440Cを刃物に転用
オプションでハイスピード鋼の設定があり
ハンドルは分厚いウォールナット
もしくはPOM(デルリン)
というもので、映画ランボー(First Blood)の公開に始まる
ナイフブームの折に中古20万の価格が付いたと
ニュースになりました。
20万つっても今の20万じゃないですよ
1980年代前半の20万です
ヤフオクができて中古品の売買が一般的になってからも
これはいささか高値スタートですが
まあ落札価格としては5万円から8万円の間くらい
それがですねぇ
一番上の画像の2万5千円を筆頭に

これは2万3千円

これは3万円
今までの半額くらいになってます
欲しい人にいきわたってしまったのかなぁ
もう一本出たら入札してみるか

脱線が過ぎましたが
あれですかね、世田谷何とかで取り上げられて
ブームになって買い込んだ人たちが飽きて
手放しているのかなぁ
でも価格が上がらないのは入札者が少ないせいだろうから
ブームとは関係ないか
面白いのはこれ


これは完品なら12000円から18000円というところだけど
ハンドルのウッドがない
ハンドルを変えてみたいという人にはうってつけなんだけど
ガーバーは先進的というか
普通のメーカーだったらピンを立てるところ
接着剤オンリーなんですよ
かなり早い時期からで
フォールディングハンターの後継モデルの
フォールディングスポーツマンは記念モデルや
特別モデルが山のように出たんですが
最上級の瑪瑙や翡翠を使ったモデル
分厚いスタッグを使ったモデルも全部接着オンリー
これがどういうことかといいますと
ウッドの場合は水濡れで剥がれを起こす懸念があります
オークションに出ているものは、それが原因ではないかと
もう一つ

こういった、モデルも接着

マスプロモデルとしては、異例に分厚いスタッグです
これが接着だとどうなるか

こうなります。
スタッグにもハンドルにもくぼみをつけて
接着剤に入る面積を大きくしているのが面白いですね
多分エポキシだけど、これは明らかに接着剤のつけミス
全面に付いていなくて、隙間から水分が入ったのか
緑青を吹いています
接着剤の性能もかなり進歩したとはいえ
こういうのを見ると、今のナイフメーカーがロングソードなどの
ハンドルを接着剤オンリーで接合しているのは
何とも不安です


これ、ちょっと入札しようかと思いましたが
止めておきました。

このニュース



何ということだ!
こんな暴挙が許されていいのか
外務省はフランス大使を召還して抗議するべきだと思う

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