ドイツ軍が次期制式ライフルのトライアルをしている話は
2回ほどしました
H&KのHK416を特殊部隊用として採用して、
陸軍でも本悪的なテストが始まっています
Die auf dem HK416A8 basierenden Sturmgewehre vom Typ G95A1 und G95KA1 gehen in die Bundeswehrerprobung.https://t.co/t4uJQIKseF
— Soldat & Technik (@soldat_technik) November 9, 2023
スイスのSIGが政府とH&Kの関係があまりに深く他社に不利だとして
トライアルを降りたという話ですが
BREAKING: C.G. Haenel MK556 Wins German Army Tender To Replace G36 https://t.co/civyK46Oy6
— The Firearm Blog (@firearmblog) September 14, 2020
これで決着して H&Kがどう出るかと思ってました
わたしは調達数や経験からドイツ政府が勧告して
MK556の権利をH&Kに売却させるものと予想していました。
外れましたね
特殊部隊用にG95の名称で採用していたHK416
これを本格的にテストして調達を始めるらしいです
じゃあ、トライアルって何だったんだよ
わたしがハーネルの人間だったら裁判起します
German Army One Step Closer To Procuring HK416A8
ドイツ軍、HK416A8調達に一歩近づく
済し崩し的にHK416採用するんですかねぇ
416
サードパーティだけど似たようなバージョンのM4系
2つの違いは、ガスシステム
従来のM4/AR15系はダイレクトインピジメントといって発射ガスを直接ボルトキャリアに
吹き付ける
416はショートストロークガスピストンという方式で
ガス圧でピストンを動かしてその慣性でボルトを動かす
ガスが機関部に入らないので汚れに強い
という理屈なのですが
M4のもとになったM16(A1)がベトナムで動作不良を起こしたことから
ダイレクトインピジメントを嫌う層がある程度いるようです
この動作不良の原因というのが
1.教育不足による銃のクリーニングの不徹底
2.炭素の多い弾を使ったためガス圧のピークが変動して銃の消耗が激しくなった
の2つの様です
炭素の多い弾というのがコストダウンのためにやられたことのようです
えーミリタリーのためって規格品じゃないの(笑)
この炭素の多い弾というのがWW2の頃の制式弾30-06のより短い弾で威力はほぼ同等
という要求で作られた7.62X51mmなどに使われた装薬らしい
この要求に対してウインチェスターは装薬の燃焼速度を上げて対応したわけで
元々圧力の高い5.56X45mmの装薬を早く燃やして圧力を上げたら
そりゃあ銃は悲鳴を上げますわな
7.62X51mmは415 MPa (60,200 psi)
5.56X45mmは430 MPa (62,366 psi)
で、いろんな記事を読んでみたのですが
炭素の多いことによる汚れの増大で動作不良を起こしたって記事は見つけられませんでした
炭素(カーボン)の多い弾(装薬)これはガス圧にピーク位置が変わって
発射速度が極端に上昇し銃の消耗が早くなった
それと
周知不足によるクリーニングの不徹底
この2つが混ざってカーボンの堆積というなかった事実が作り出されたように見受けられます
これが無いとするとガスピストン化は重量の増大と
発射時の振動による命中精度への影響
この2つのデメリットだけ残るんですが
どうなんでしょう
このままHK416うぃドイツ連保郡で制式採用するのか
はたまたどこかでトライアルをやり直して
HK433を採用するのか
ドイツも大変ですな
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